こんにちは!櫻井由佳ですニコニコ



まずは、先週23日

Studio JAM vol.6『ボクと彼の7日間』

ご来場、応援いただきましてありがとうございました!!

この作品は何度もやっていきたい作品ですねニコニコ

もっと沢山の方に観ていただきたい一本になりましたキラキラ

さて。

今回のStudio JAMは猫がキーになる作品でした。

『猫』と言われると、私の中に絶対に思い出される一匹がいます。

もう10年ほど前になりますが
野良猫がうちに住み着いてしまったことがありました。

原因は、母が餌をあげてしまったから。

あれよあれよと居座るようになり、母も後に引けず、一時期うちにはキャットフードが常備されていました(笑)

あと、これ絶対寝床作ったよね。というようなバスタオルが敷かれた段ボール(笑)

…いいえ、飼っていません凝視

あくまで向こうが住み着いただけ。

でもまぁ懐かれると可愛いもので

時々コロコロで身体をキレイにしてあげたり

遊んであげたりしていました

流石に親しくなりすぎたと思い『山田』という名前もつけました(私命名)

山田くん(あ、オスです。)はとても優しい猫で、彼の為に用意した餌を他の野良猫が横取りしに来るんですけど、それを何もせずに見てるんですよね。

だからご飯の時は見ててあげないと、気づいたらガリガリなんてことはしょっちゅうでした。

当時私は自転車に乗っていたのですが、夜帰っていると、山田が途中まで迎えに来てくれていました。

街灯の向こうからてくてく歩いてくるのがとっても可愛らしくて、嬉しかった。

山田の後ろを自転車を押して歩いていると

『ついてきてる?』

と言わんばかりに何度も後ろを振り返ってきました。

彼氏かよ。

こんなんされたら愛情湧いてしまいますよねぇ

お顔が小さくてイケメンだったんです(大家バカ)

父も最初は餌をやってしまった母に苦言を呈していましたが

山田の可愛さに絆され、彼がうちに現れると

『おい、山田が来たぞ』

とか

『もう餌はやったのか?』

とか。
なんかこっそり話しかけたりしてた時もありましたね。

いつの間にか我が家のアイドルになっていました。

そんな感じで山田と我が家の共同生活は続いていくものだと思っていました。

ある日、帰宅すると玄関の前に猫が倒れていました。

黒と白の柄で、山田と同じだなと思ったのですが、まさかと思いつつ、胸のざわざわが止まりませんでした。

恐る恐る近づいてみると、目を見開いて、口を大きく開けた猫が死んでいました。

あまりにも険しい表情に思わず叫んでしまいましたが、同時に涙が止まりませんでした。

その猫は山田でした。

死因は分からずでしたが、多分車に撥ねられたのではないかと思います。

私も気が動転してしまって、当時猫を飼っていた友人にどうしたらいいか電話をすると

『猫は死ぬ姿を人に見せないから、お家の前まで来たってことは、ありがとうって言いたかったのかもね。』

という言葉をかけられ更に涙が止まりませんでした。

翌日、家族全員で山田を動物の火葬場に連れていき、共同墓地に入れてもらいました。

火葬してもらう時に名前を登録するのですが、人間のように苗字と名前が必要らしく、山田しか名前がなかった彼は

『櫻井山田』

という売れない芸人のような名前になってしまい

なんか最後にごめんと思いつつ、ひと笑いさせてくれた彼に感謝でした。

言葉は交わせなかったけれど、彼の日々の行動や最期の姿を見て、お互いに大切な存在でいられたのかなぁと感じます。

天国で元気に過ごしてくれてたらいいなぁ。

優しい優しい山田くん。
自分のご飯を死守するくらいは強くなってくれてるといいなと願うばかりです。

長くなりましたが!

これで猫の話は終わり!(笑)

ブログで猫の話書きすぎましたね

Studio JAMも終わりましたので、次回からは別の話題でいきましょう(笑)

次は真代さんですルンルン

真代さんには当時山田の写真とかよく見せてた気がする。

死んじゃった時も話聞いてもらいましたね。

ありがとうございましたにっこり飛び出すハート


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