To be ゴーーーン! by 沢城みゆき | ゲキダンゴブログ

To be ゴーーーン! by 沢城みゆき

ヘロヘロQカムパニー第20回公演『八つ墓村』にご来場いただいた皆様、本当にどうも有り難うございました。
・・・もんぺをあまりに着こなしている自分を手放しでは受け入れられない、
沢城みゆきです。


題材が題材だったり、あれだけのアクションがあったにも関わらず、最後まで大きな事故やアクシデントもなく、無事に幕がおりました。

「今回『ペダル』の稽古があって、後楽園見に行かれなくて残念ですっでもコレが終われば私の4月からの怒涛の舞台3本立ても終わるので、12月のお芝居はぜひ見に行かせてください!
・・・えっ、『八つ墓村』!?
しかも、中さんが要蔵!!?
超みたいですその芝居!!」

と、
今年8月、ARの合間に関さんとお話ししていたのが嘘みたいな展開で、本当に急遽、客演させていただくことになった舞台でした。


けれど見るより、参加させてもらえて本当によかったと思っています。



あの環境で過ごせた1ヶ月間(“あの”が内包するものは書ききれない!)
典ちゃんの人生に触れられたこと(・・・あんな風に誰かを想えたら。)

これは本当に本当に幸せで、身に余る、有り難いことだと感じます。

何より、
反省や不甲斐なさはいつも通―り感じているけれど、終わった後に、“寂しい”という感情がそれよりも先にきたことに、あら珍しい、と。・・・それくらい、稽古場・劇中・飲み含め、とても大切な時間を過ごせたのだと思います。


“お芝居”と人が口にした時、この言葉の指すところは10人が10人それぞれ違って、小さい時はそれにどうしようもないやりきれなさを感じてばかりいたけれど、
そんないつかの私の首根っこつかんで見せてあげたい、今の私にとっては興奮して震えるくらい素敵な環境でした。


10人の誠意、10人の正義。
硬ければ硬いだけ、全力でぶつかったときの音は大きくて、軟質な私の寂しさなんてきれーに一掃してくれました。これで跡形もなくなったなという気持ちよさがあって、


いろいろあっていい、ということを全力で肯定してくれた、そんな現場でした。

(だからこそ、お稽古の重要さも身にしみたり)



ゴーーーン!といい音のするものに。

この先、表現をしてゆく中で。





足を運んでくださった皆様と、関わった全ての方、そして関さんに!
心からの感謝までに。


沢城みゆき