皆さまはじめまして、椿ぱうあです。
「あれ?前回のブログにはYさんって書いてあるけど、TSUBAKIだしPAUAなの?」な皆さん、鋭いですね。
実はこのダダンネーム、ほんの3時間前に名付けられました。とっくに見た目は大人、頭脳も大人ですがこれでも生後1日目です。
そんなわけで、椿ぱうあとしての初仕事です。どうぞお手柔らかに。

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今回のブログテーマは「本」ということで、私と本の関係をつらつらと書き綴ろうかと思います。この先ほとんど自分語りになりますが、それでもよければぜひに。

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昔から本が大好きな子供でした。親曰く、幼稚園入園前から家でも1人で絵本を読んでいたそうです。
そのおかげか、国語の成績は大学受験まで1度も伸び悩むことがありませんでしたね。文章を読めばすぐに著者の言わんとすることが分かるので、理系が醸し出す "現代文=実力じゃない、ノリで解くもの" な雰囲気が実はちょっと苦手でした。
そんな彼らも、きっと私の醸し出す "数学=意味が分からない、人が解くものじゃない" な雰囲気がちょっと苦手だったことでしょう。


小学生ではきっと本好きの誰もが通る道、青い鳥文庫にどハマりしました。特に「黒魔女さんが通る!!」シリーズが大好きで、石崎洋司先生のサイン会に足を運んだ経験もあります。
人生ではじめて入ったファンクラブは、アイドルでも俳優でもなく、青い鳥文庫ファンクラブ。そのままジュニア編集者なるものに応募して見事当選。発売前のゲラを特別に頂き、一足先に読ませてもらったりしていました。今考えるととても貴重な経験ですね。その時のゲラは大切に保管してあります。



権利的にゲラの写真はあげられないかな……と思ったので、当選時のお知らせを。小学生時代の健気な私は丁寧にファイリングして保管していました。



本好きの勢いは止まることなく、中学1年生から高校3年生までは6年間図書委員を務めあげました。本の延滞には厳しく、友達に本の返却を促した回数は数え切れません。
「いやいや、務めあげたって大層なこと言って……図書委員の仕事なんてどうせ本の貸出作業だけだろ(笑)」な皆さん、ちょっと待ってください。
その頃とうとう委員会幹部の座にまで上り詰めていた私は、図書室で開かれるフェアのためのポップもお手製で作っていました。他の生徒が自分の描いたポップを見て、その本を手に取って、そのまま借りてくれる瞬間がたまらなく嬉しかったです。





高校時代に作成したポップの一部です。基本的にはフェアのテーマに沿って本を選ぶのですが、たまに自分の好きな本を紛れ込ませていました。ちなみに上は住野よる先生の「君の膵臓をたべたい」、下は湊かなえ先生の「告白」です。

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さて、そんな私にはひとつ特技があります。
それは「文章を読んだらすぐに誤字脱字を見つけることができる」です。なんと世界初公開の特技です。
ちなみにサイゼリヤの間違い探しは苦手です。絵と文章は私の中で別物です、きっと別腹なんでしょう。10個目を考えている内に料理が来てしまって、諦めてネットで答えを検索しちゃう癖、やめたいです。


それはさておき。
いざ文庫本を開いて誤字脱字を見つけると、少し気を削がれた気持ちになります。例えるならば、夢の国でジェットコースターに乗って上がっている途中、高速道路や工事現場が見えてしまった……みたいな。もうちょっとフィクションに浸らせてほしかった、みたいな。

と同時に、純粋に不思議な気持ちにもなるんです。
こんな素人の小娘が1度読んだだけで気がつくのに、プロである編集部の方はどうして気が付かなかったんだろう?と。
でもきっとそれは、何回も原稿に目を通しすぎていて、無意識のうちに誤字脱字も当たり前のように文章の一部だと感じてしまって、違和感を覚えないまま受け入れてしまっているからなのかな、と図々しくも邪推しています。


……それってなんだか、人と似ていませんか?

自分にとっては当たり前のこと。だけど他人から見たら、それは気になることだったりしますよね。逆もまた然り。自分軸と他人軸は別物。忘れちゃいけないことって、あると思うんです。

私が当たり前のようにネットで調べたサイゼリヤの間違い探しの答えを読み上げていたあの時も、もしかしたら友達は「うるさいな、自分で探したかったのに……」と思っていたかもしれません。

私も自戒の念を込めて、自分自身が見落としている自分の中の誤字脱字はないかな?と、今一度確認したいと思います。

(とか言って、このブログで誤字脱字をしていたらめちゃくちゃ恥ずかしいですね。気づいた方はこっそり教えてください。しれっと訂正します。)

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次回はりーしかさん!私が新参者な故、恐らくまだお会いしたことがないはずなので、ぜひ今度ご挨拶させてください‪☺︎‬

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エピローグ。

そんな本大好き人間な私は大学入学後、意気揚々と図書館へ乗り込みました。そこには何語かも分からない辞書のような厚さの論文集ばかり…… 小説がない!と気がつき絶望していました。

その後しばらくは気軽に借りられる場所が無くなったため(武蔵境の図書館はギリギリアウトで貸出権利がありませんでした……)に本から遠ざかっていたのですが、新歓公演の脚本を読んで以来、久しぶりに読書を再開しています。
ちなみに最近のおすすめは伊坂幸太郎先生の「ゴールデンスランバー」です。よければぜひ。


本好きなあなたも、元本好きなあなたも、これから本が好きになるであろうあなたも、「本を書く女」を観れば何か自分の中で変わるはず!


プロメテウス・ホールでお待ちしております。




🌸2022年度劇団ダダン新歓公演🌸

「本を書く女」    

 

    

​4月25日㈪、26日㈫  

ともに18:15開場/18:30開演

(公演時間は40分前後を予定しております)

プロメテウス・ホールにて

入場無料

※新型コロナウイルス感染症予防対策のため予約制にしております。お手数ですが、

ご予約はこちらからお願いいたします。

 

 

    

​●新歓公演「本を書く女」


作・演出 佐藤結香


キャスト

堀越万桜

山田拓生

定久浩介

篠原黄梨

SUNAGIMO

  

こまめな消毒や三密対策等、感染予防対策は団員一同徹底いたします。

ご来場心よりお待ちしております!🙇🏻‍♀️

 

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お楽しみに♪

 

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ホームページ: 劇団ダダン公式HP