出会いと別れ。この言葉の意味を深く噛み締めたいお年頃な新3年生のぴっぴです。
深く噛み締めると言っても噛み締めるようなできごとがあったわけではないんですが(笑)

さてさて、真新しい出会いや別れの無い私が、頭をぐるぐるさせてひねり出したものは……
「ミステリー」
でしょうか

ミステリーに限らず本との出会い方はほんとに多種多様ですよね。好きな作家だから、カバーに惹かれたから、帯がおもしろかったから、パラパラめくってたらいつのまにかストーリーに掴まれてたから、ただなんとなく…などなど。ですが別れ方は限られているように思います。最後まで読了した時と、つまらなくて中座した時くらいでしょうか。それでいて、たとえ一度お別れした本であっても自分の気が向いた時にいつでも戻ってこれるのが本の魅力でもありますよね。

さまざまな本の中でもミステリー、特に人が死ぬ系のものは「ザ・出会いと別れ」じゃないですか?(不謹慎)この場合の別れはただの別れではなくて、この世との別れですけど(もっと不謹慎)
私がミステリー好きになったきっかけはアガサ・クリスティーなんですが、彼女の作品(特に中期以降)の最大の特徴はそのストーリー力。具体的に言うと「なぜその人は殺されなければならなかったのか」を丹念に描いているんです。そのため、ミステリーなのになかなか人が死にません。物語の中盤に差し掛かっても誰も死なないこともあるくらいです。私このクリスティースタイルに大きな魅力を感じました。もちろん、皆さんの中にはミステリーなんだからさっさと殺せよ派(不謹慎)の方もいらっしゃると思いますし、私はそう言う作品も好きです。が、なんでその人が殺されなきゃならなかったのか、を後出しではなく事件が起こる前に知りたいんですよね。事件が進んでいく臨場感を探偵といっしょに味わいたいんです。そんな私みたいなタイプの人や誰が殺したかだけでなく、誰が殺されたかを推理したい人には(中期以降の)クリスティーの作品はとてもオススメです!

ここまで書いていおいて1冊もおすすめを提示しないのもアレなので、私のオススメクリスティーを紹介しますね✨

ででん。『ゼロ時間へ』です。この作品にはクリスティーお馴染みのポワロやマープルは出てきません。主となって物語を解決していくのはバトル警視です。
え、じゃあパスしようかな、と思ったそこのあなた。たしかにお馴染みキャラは出てこないですけど、「なぜその人が殺されなければならなかったのか」を描いた作品群の中でも1,2を争う名作だと私は思っているので、ぜひ読んでみてください!

他にも、人は死なないけどゾクゾク度はナンバーワンな『春にして君を離れ』もオススメです。この本、もともとはアガサ・クリスティーとしてではなくメアリ・ウェストマコットとして出版した本なんですが、人が死ぬクリスティー名義の作品よりも読後のザワザワ感は強いと思います。本の内容的に近しい人には薦めづらいのが難点ですが(笑)
この『春にして君を離れ』に限らず、メアリ・ウェストマコット名義で出版された作品は秀作が多いのでぜひお手に取ってみてください🤗


最近は面白そうなミステリーを買い漁っているので、積ん読が大変なことになっています😇
おうち時間のおともに読み進めていきたいです😌

ちなみにタイトルは『セーラー服と機関銃』から拝借しました。1981年に発売された薬師丸ひろ子のデビューシングルですね。

では、お題とのこじつけ感が甚だしかったですが、ここでお別れとしましょう。
それでは👋

んー。欲しいね。文章力。

p.s. 『ゼロ時間へ』の写真を挿入したら、それまで書いていた文章が全部消えてしまいました😖
今のところ2月入っていちばん悲しくて辛いことかもしれません😭