ハリーです。皆さまお元気ですか?

好きなおとぎ話といっても、僕は幼い頃からディズニーで育ってきたので、そういった話題になるとどうしてもディズニーが出てきてしまいます。

そういうわけで(?)、好きなおとぎ話に関連して、子供の頃のトラウマについて少し書こうと思います。

「ヘンゼルとグレーテル」という話をご存じですか? 僕がこの話を知ったのは小学生くらいのときで、やはりディズニーのハロウィーン特集みたいなDVDに収録されていた短編アニメでした。そのDVDにはディズニーが作ったハロウィーン関連の作品がいくつも収録されていて、たとえば「ミッキーのお化け退治」なんかも入っています。ちなみにクリスマスバージョンもあります。




それで、ヘンゼルとグレーテルを見たわけですが、これがまぁトラウマのような感じです。
ミッキーとミニーがその子供たちの役になっているわけですか、めちゃくちゃ怖かったですね。皆さんは子供の頃にディズニーの「ピノキオ」を見たことがありますか? あの映画も、途中で子供たちがロバになっていってしまうという非常に怖いシーンがありますね。似たようなものだと「千と千尋の神隠し」の冒頭でお父さんお母さんがブタになってしまうシーンなど、怖い記憶というのは残りやすいのでしょうか、似たような感覚で、このヘンゼルとグレーテルも印象に残っています。




実はこれ以外にも子供の頃のトラウマ的経験はありまして、それに関しては本当に生理的に無理といった感じなのでタイトルをここに記す気にはとてもなりませんが、ある絵本がすごく怖くて、ゾッとする感じで、今でも嫌いです。

小学校5年生くらいの時、学年全員で映画を観に行く企画がありまして、そのときに「ももへの手紙」という映画を観ました。内容はとても好きだったのですが、そこに出てくる妖怪のビジュアルが少し苦手です。あの絵本に似てるんですよね。

僕はわりと怖がりな子供だったので、ディズニーランドにいるペンギンのキャラクターもすごく怖かったです。今はそこまで怖がりだとは思いませんが、それでも昔から変わらず、何となく生理的に受け付けないジャンルがある気がします。




以前、ズーム劇「ジレンマ」の打ち上げとして、お台場の怪奇学校というお化け屋敷に行きました。同伴者の希望もあって怖くないモードにしたので、大した恐怖ではなかったのですが、お化け屋敷やら、ホラー映画やら、恐怖を与えるエンターテインメントというのは一定の人気があります。私たちは「怖い」という感覚にある種の心地よさを感じているのですね。

高校一年生のときに文化祭でお化け屋敷を企画したことがあります。クラスの出し物というのはたいてい劇になるので、料理店みたいなものをやっているクラスが2つくらいありましたが他は全て劇をやっていて、お化け屋敷を出したのは僕のクラスのみだったのですが、ものすごい人気でした。待機用に教室を一つ借りていたのですが、その教室からあふれ出るほど長い行列になっていました。皆お化け屋敷が好きなんだなぁー、と、感動しましたね。
といっても、僕は演劇部の公演と、英語劇と、それから生徒会でラムネを売らなければいけないという状態で、ほとんどクラスのほうには貢献できなかったのですが。充実していましたが、他のクラスの出し物をほとんど見れなかったのは残念でした。

そういうわけで、心地良い恐怖はストレス解消にもなり、そうでない恐怖はトラウマになったり、拒否反応が出たりするんですね。僕にとってヘンゼルとグレーテルの記憶は、その中間のようなものです。めちゃくちゃ嫌いだったというわけではないのですが、かなり深い恐怖を覚えました。

さて、今度の公演は怖さゼロのコメディ作品となっております。トラウマになることはまずないと思うのでご安心ください。僕は王子様の役で出演するのですが、ディズニーファンの名にかけて、内面までも完全な王子を作っていきたいと思っています。オンライン公開なので、気軽にご覧になってくださいね。

2020/10/11 Harry (Potter)


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2020年度劇団ダダン外語祭公演(オンラインでの動画配信)

「必殺物語軌道修正人!〜シンデレラ篇〜」

 

赤ずきん、シンデレラ、桃太郎……古今東西のおとぎ話は、いつだってハッピーエンドがお約束。

けれど現実は、いつも思い通りに事が運ぶとは限らない。

物語の幸せな結末を守るため、今日も陰で東奔西走、孤軍奮闘する者たちがいた……

果たしてシンデレラの靴は脱げるのか。桃太郎は桃から生まれることができるのか。

これは、汗と涙と笑いに彩られた、彼らの戦いの記録である――



作 高岡祐奈

演出 高岡祐奈 土方漱真

 

出演

クリムラ 定久浩介

アンドウ 内田美友 

シンデレラ 落合恵菜 

王子 齋藤諒平 

父親 山田拓生 

継母 栗原優奈 

義姉 田中美羽 

義妹 佐藤結香 

魔法使い 篠原黄梨 

おばあさん 倉沢麻里江 

観客 Li Chun Kai 

ナレーション 四條咲季