やってきました3月。
国立大学の前期試験も終了。受験生の皆さんは本当にお疲れ様です。
これで全試験終わった方、後は結果を待つのみですね!努力が報われることを祈ります🌸
後期試験が控えている方、ラストスパート💪私も後期合格組。
本日のブログはマロニエが書かせていただきます。ラストブログ。
というわけではじめて書いたブログを読み返してみようと151個前に遡ってみましたが・・・
なんか張り切っていて初々しかったです。あともっと長ったらしいと思ってた。
思い返せば1回生時の5月。
私、ダダンには「とりあえず役者でも裏方でも何でもやります。創作に関われればそれでいい」という気持ちで入部しました。
経験者でもないし、当時はマジで何もわかっていなかったので「演出って何ですか」と聞くところからスタート。稽古の仕方を丁寧に教わり、台詞の読み方とマイムをひたすら練習した初舞台。
それからメンバーを取り纏める仕事も増え、ただの団員ではいられなくなりました。一年生の頃は農家に生まれた子のようにそれはそれは可愛がられますが、自分に後輩が出来ると可愛がられるだけではなくなります。部長になり、自分のことも全体のこともちゃんとしなくてはいけませんでした。
私が部長になったときは、先輩がやっていたことをほぼ忠実に踏襲していたと思います。ただやることをやる、だった私にとってのターニングポイントは2回生時の本公演。
ゲネのダメ出しを受けているうちに「あれ、挑戦的な役柄の割に何も成長していなくないか?」と思いました。
ここまでの稽古時間無駄に過ごしてたかも!と焦った私は団員・卒業生にかじりついて気になる箇所を繰り返し見てもらいました。
その後の新人公演で演出の話や共演者の演技に刺激され、ついに気づきました。「ただ役のイメージで形だけ取り繕っていて、心の動きを全然表現できていない。演技じゃなくてコスプレだ!」
初舞台であれ程教えてもらったことを1年半無駄にしていました。それは主役級の役じゃないからこそ、自分の役は自分で世話をする必要があるからこそ気づけたのかもしれません。
この物語で私の役は何を心得るんだろうと考え続けたらある時突然降ってきて、感動のままに書き殴ったメモをグループラインに投下したりもしました。(授業中)
この時役者として最後の舞台になることもあり得ると思っていたので、悔いのないよう爪痕を残すつもりで臨みました。
一方、はじめて演出をしたときはいよいよ自分が不甲斐なくて、3日連続家の階段に座り込み考えたことも。あ、人目につく場所じゃないのでご安心を。
部長を退任したとき、裏からのサポートに徹することを決めました。
プロ・セミプロや卒業生の有志劇団と比べて、学校の演劇部はメンバーの入れ替わり周期が短いです。だから自分の成長以上に後代への引き継ぎを徹底しなければいけません。
ダダンは本人の意思次第で学部を卒業するまで、もっと言うと大学院を卒業するまで残ることができます。そんな長くいられるサークルだからこそ、今まで先輩や自分が積み重ねてきたものを学年の離れた後輩にまで直接的に教えたい。あれは良かった、これはこうしたかったというものを伝えて、後輩にはもっと良いものを作ってもらいたい。
そこまで含めてダダンで全力を出し切りたかった。
勿論できたことよりできなかったことの方が圧倒的に多いです。後悔ありまくり。
それでも一筋に「やりきった」という感覚はあります。
今は「お疲れ様」「やり通したね」というお声を団員の他お世話になった外部の方からもいただいています。
カオスなダダン民の中でやっていけるかと上級生から心配された、ぺーぺーのド素人は皆の力でここまで来ることができました。今じゃダダンの陰の支配者(笑)です。
入部以来積もりに積もった思い出の品ども。えらいボロボロです💦
この他に嬉しくて削除できないメールもあります。
大学ノートは入団後1年のスケジュールとか、公演の反省とか、観劇の感想とか、やりたいこと、合宿にかかった費用の算出まで・・・なんとなく残しておきたいことを書きました。頻繁に書き留めていたわけではないですが、部長になった際そこそこ役に立ちました。覚えたてのアラビア文字で気合い入れてダダンって書いた頃が懐かしいです。
このノートも閉じるときが来たようですね。次は新入生の皆さんが新しいノートを綴っていってください。
ダダンでは新歓公演の準備も既に始まっています。楽しみにしておいてくださいね~。
皆さんも外大で、できればダダンで😊素敵な思い出を作っちゃいましょう!
以上、マロニエがお届けしました。
○んで埼玉より愛を込めて
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劇団ダダン2020年度新歓公演
『大丈夫?』
4月中旬(予定)
東京外国語大学大学会館2F 大集会室