制作。

私の役職です。
単語を出されただけでは具体的なイメージは全くつかめないと思います。ということで、今回は「演劇における制作」についてのお話です。しばしのお付き合いよろしくお願いいたします。

当然ですが、演劇を誰かに見てもらうために、演出とキャストは猛練習します。音響、照明、衣装、小道具、舞台美術さんがそこに彩りを加え、宣伝美術さんがすてきなフライヤー(=チラシ)を作り、舞台監督さんがスケジュール管理や劇場予約などをします。

ん?これで充分なのでは?

でもちょっと待って。劇場を借りる、小道具や衣装を買う、大道具の材料、フライヤー印刷などなどのお金はどうするの? 演劇を見たい人はどうやって行動すればいいの? ポスターを印刷したはいいけどじゃあそれはどうするの? 

それをすべて解決するのが、そう!我らが制作です。つまり、制作の仕事は「お金の管理」と「外部への発信」といいうことですね。

「お金の管理」
各部門から「今回の公演ではこのくらいのお金を使いたいな☆」という予算案を集め、その合計金額を公演に参加するメンバーに提示します。皆の承認を得たらその予算を賄うためにひとりひとりからお金を集めます。そのお金をもとに公演が作られていくのです。

「外部への発信」
まずは、宣伝美術さんに「今回はこれくらいの数フライヤーがほしい!」と宣言し、その数フライヤーを刷ってもらいます。完成したフライヤーが届いたら、私たちより前に公演を行う団体さんに「私たちのフライヤーを折り込んで(=配布して)いただけませんか?」というお願いをします。何かの公演に行ったとき、そのパンフレットに他の公演のフライヤーがたくさん挟まれているのを見たことはありませんか? そのフライヤー1枚1枚に、各団体の宣伝美術さんと制作さんの思いが込められているのです。
加えて、予約サイトを作るのもお仕事です。百聞は一見に如かずですから、以下にあるリンクをご覧ください!!

まとめとして、制作の仕事内容についてひとことで表すと「劇をみんなに見てもらえるようにすること」。

そして、私が制作として携わる劇のご案内です↓
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2019年度 劇団ダダン卒業公演
「あの日の向こう側」


人生を狂わせてしまった「あの日」。
理不尽で理不尽な現実に追い詰められる日々。
「『あの日』から解放されたい」
その向こう側の景色を見たい少年・千紘と少女・優海が出会うところから、物語が動き出す――。



▼作=清水美里
▼演出=山岸栞理
▼出演=内田美友、四條咲季、辻本雄大、栗原優奈、吉田谷美稀、齋藤諒平、湯島染乃、清水美里
▼場所=阿佐ヶ谷アルシェ

▼上演日程
2月7日(金) 19:00〜
2月8日(土) 13:00〜/ 19:00〜
2月9日(日) 13:00〜/16:00〜
※開場は開演の30分前になります。

▼料金
一般:前売1000円、当日1200円
学生:前売800円、当日1000円(要学生証)
東京外大生:前売700円、当日900円(要学生証)

▼チケット予約
https://stage.corich.jp/stage/105046(←このページは私が作りました!お待ちしております。)