こんにちは、劇団ダダンです。一昨日をもちまして本公演『Beautiful World』は無事終演いたしました。御来場いただきましたお客様、激励の言葉をくださった皆様には心よりお礼申し上げます。



今回は例年に比べてさらに公演時期が早まり、7月に上演することとなりました。そのため新歓活動が終わってすぐ準備を始め、新入団員もガッツリ稽古や作業をしておりました。慌ただしくも学びとやりがいの多い公演だったのではないでしょうか。


初めて演出をした中村はまだ2年目で、わからないことも多いながら持ち前の几帳面さと明瞭な指示で座組を動かしていました。作品を愛し、ダダンを愛しているからこそ周りも最後まで協力してくれたのでしょう。さすが団長です。
キャストを務めた松澤は団員の中でも特に技巧と自然さのバランスがとれた役者であり、入団後1年で幅広い役柄を的確に演じてきました。今回は歳を重ね浮き世離れした難しい役柄でしたが、年齢などの作り込みだけでなく、普段から1年生と気さくに接するほどの優しさ・愛情がナチュラルに滲み出て役とリンクしていました。彼女の新しい一面を知った気がします。
ダダンとしては初舞台の山田、本多も甘えや妥協を一切感じない取り組みで頼もしい演技を見せました。しかし伸びしろの大きい1年生とあって、フィードバックを受けた後や本番前の成長は誰よりも凄まじかったです。その真摯な舞台姿には多くの方から好評をいただきました。
一瞬の出番だった辻本と斎藤も積極的に稽古に臨み自身の役割を果たすために研究を重ねました。舞台裏での補助も試行錯誤の末、逆に補助を感じない出来になりました。


他にも裏方のリーダーや最上級生が可能な限り公演を支え、舞台作りでは全員の力を合わせて最も魅せられるカフェを作ることができました。皆の尽力の甲斐があって、作品だけでなく座組全体の温かい雰囲気が伝わる公演となったと思います。


最後に、素敵な脚本を提供してくださった作者のキリ様、小道具製作にご協力くださった団員のご家族の方、この公演に関わってくださった全ての方々に、この場をお借りして改めてお礼申し上げます。ありがとうございました。



次に皆様と阿佐ヶ谷アルシェでお目にかかるのは2020年2月7日(金)~9(日)に予定しております卒業公演となります。皆様のご来場を心よりお待ち申し上げます。