はじめまして! 副部長のこりすです。
新歓公演では演出、本公演では舞台監督と続き、今回の卒業公演では役者をやらせてもらいます。

役者はたいへんです!
何がたいへんかと言うと、自分が動いているところを、いや動いてなくても舞台に立っていればその姿を、頭からつま先まですべて人に見られるのです。
ねこ背で姿勢が悪いうえにあがり症で人前に立つのが苦手な僕には、それが非常なプレッシャーです。
演出を担当し舞台を外からふかんする経験はあっても、自分が舞台に立つ経験がなかった僕には、それを自覚すればするほど自分の立ち振る舞いがみにくく思えてしかたありません。
でもたぶん、ほかの役者もみんな少なからずそういう意識を抱えていて、むしろそれを利用してより良い演技を目指しているんだと思います。
理解しがたいマゾヒズムです。

今日の稽古では、台本を初めから最後まで動きをつけてやりました。
全てのシーンを通したとこで、役者も演出も見てくれたスタッフもそれぞれ何かを確認したり気づいたりしていました。あいにくと僕は演技に必死で何も考えられませんでした。
観客から見て自分たちはどう動いているのか、シーンの流れはどう理解されるのか、そもそも演技する側の自分にそんなこと分かるはずがない!💢💢💢
とすれば「役者からアイディアが出てこない!」なんてふんがいしていた4月の自分は、なんと愚かだったことか!😭😭😭

と、ここまで弱音を吐いてきましたが、せっかく役者を名乗り出たのだから、何かを得て生還したいものです。
役者だからこそ舞台上で感じられるものを、観客のために形にしたいです。
劇団員というそれぞれの駒が最大限に効果を発揮するためには、お互いが信頼して尊重しあう関係が必要なんだと思います。
今回の公演で役者の気持ちがちょっとわかるようになる気がするので、もし次に演出をやる機会があれば、より役者の立場でも考えられるようになる。気がします。

今はとにかく、与えられた役割を全力で遂行することです。くじらになりたい男の気持ちはちっとも分かりませんが、がんばります。

最後に練習の様子を適当にあげときます。微妙な写真しかありませんが撮ったのは僕じゃないです。それでは。