
アセアン経済共同体の上位地域を目指しているタイランド。
なので、季節ハズレの雨がほんの一時間ドカブリした程度で住宅地のトイレ水たんまりの下水で冠水し、その水面を見たこともない色のヘビが泳いでるのを
ヨシとしない社会層は確実に広がっています。
実際、僕が三ヶ月しか住めなかった場所は雨の季節
(約半年間)には、一時間の雨で腰まで浸かる冠水っぷりでしたが、それがどうして、都庁のガンバリでいつの間にかキレイなアスファルト道に変貌していた。
その一方で、お花畑系旅行者のなかには、
贔屓の引き倒しヨロシク、
「なんでもかんでも先進国をマネようとして、どうすんの」
とコバカにせずにはいられないムキもあり、たしかに、せっかくの休暇に安くはないEチケットを握りしめてタイに飛んできたものの、
・東京や大阪とたいして変わりない風景を見せられるわ
・ゴルフ場も高くなってるわ
・盛り場も巣鴨大塚鶯谷あたりで飲んでるのと大差なくなってるわ
・駅の表札のタイ文字を読んでみせても誰も驚いてくれないわ
では
タマッタもんじゃないでしょうね、と同情の余地はあります。
しかし、そんな、
タイっぽさ原理主義者の知人が帰国のために空港に向かう途中で、上の写真に遭遇しクルマが前に進まなくなった。
搭乗手続き時間はとっくに始まってるので、知人が後部座席でガンメン蒼白になってるのがわかるのだけれども、僕はあえて、
「ほかの乗客50人がこんな具合だったら、飛行機も待ってくれるかも。でも、雨で乗り遅れるなんて、タイっぽくて、いいじゃないですか」
とイジメてみました。
もちろん、飛行機に乗り遅れてバンコクに居残られても困るので、原口一博ふうに「秘密のルート」で空港職員に電話してあげたので、乗り遅れることはありませんでしたが。