キヨシローの世界 | ローリング・ストーンズ野郎の雑記
ローリング・ストーンズに関する雑記とその他

「サン・トワ・マミー」。

アダモが作って越路吹雪によってニッポン人の心に浸透していったインターナショナルな名曲も、僕は長いこと、キヨシロー・バージョンしか知りませんでした。

僕らの世代では、坂本九チャンは「上向歩」よりも合同体育時間の「ジェンカ」のほうが有名だったけれど、キヨシローのあの声で「ヒトリボッチの夜」と歌われると、ひとりぼっちなんかじゃない気分にもなってくる。
モンキーズはもとよりローリング・ストーンズの「ペイント・イット・ブラック」でさえも、この人の前ではオリジナルと化してしいた。

もしも、キヨシローは大好きだけど日の丸はキライ、という人がいるとすれば、この歌 をきいてみてください。

「この歌は歌ってはいけない」
「歌わなくてはならない」

と大騒ぎしている真っ最中の両方のオトナたちをいともカンタンに煙に巻いてしまう、反骨精神というよりもキヨシローさん独特の一流のトッポさが僕は好きでした。

「好き」「嫌い」を超越してタイを語れるオトナに、僕も早くなりたいものです。