お正月休み最終日。
「天地人」第十五話で最高の演技をみせた相武紗季がプーケットのビーチで一週間も寝そべっていればこんなカンジになるのかなあ、といった女のコが働いてるお店でヒーコーを飲んでると、その場にそぐわない雰囲気を全身から発散させている家族連れが僕たちのうしろの席に座った。
旧正月休みを利用して地方部からバンコクに遊びに出てきた方々なのかも知れないけれど、店外で買ってきた強烈なガーリック臭を放っている焼きたてのブタの串焼きやら何やらをテーブルの上に広げはじめたのだから、たまらない。
そこで僕はお店の人でもないのに、
「そんなものはココでは食べないでくださいよ。そっちが正月ならこっちも正月なんですから」
とセチカライことを言って注意すると、五人組のお父さんらしき人物はものすごい形相で僕をにらみつけて店から出て行ったけれど、ニンニクの臭いは持ち帰ってくれませんでした。
やっぱり、お店のメニューも注文せずにエアコンの効いた涼しい場所でのピクニック…という了見だったのか。
僕がヒゲヅラではなかったら、あのオヤジに一発二発はぶん殴られていたかも知れない。
と、家の調理人サンと陽に焼けた相武紗季顔サンは心配してくれましたが、タクシン教団幹部二名の投降後はバンコクの街には日常にしては異質の人たちの姿が目立つようになっているのだそうで、自称バンコク生まれの二人の目にはブタの串焼きを食べようとしていた五人連れが赤シャツを脱いだ落武者に見えたのだそうです。
こういう心理状態、人心の動揺、文字通りの疑心暗鬼は連続爆弾事件の頃にも一種の社会問題になっていましたが、そのときと同じように時間が解決してくれるしかないのかな。
■タイ 騒乱終息も経済・社会に深い傷 (「産経新聞」4月14日)
■タイのデモ隊、首相府前から撤収…政府用意のバスで帰途 (「読売新聞」4月14日)
■タイ タクシン派へ怒り 住民2人死亡の現場 (「毎日新聞」4月15日)
↑はタイフルーツさんがご自身のブログのコメント欄 で言及していた(ものと思われる)タクシンのBBCインタビュー。
背景映像は、タイでも音声そのままで放送された、一般市民に取り囲まれて行き場を失った赤シャツおばチャン二人が、
「赤がダメだって言うんなら、この場で脱いでやるよ、この馬鹿野郎! ヒーヤッ!」
と逆ギレしたら、さらにボコボコにされかけていたところです。

