ばんそうこうさん のコメントに残されていたリンク先情報は、なるほど、1月3日付け新聞のテレビ欄にも掲載されていました。
ああいう故人礼賛の企画には、いつまでも優作じゃないだろうよ、という気分もあるけれど、14、15歳の頃にリアルタイムで鑑賞した松田優作のダークヒーロー像は今なお強烈です。
もちろんオコサマも楽しめた、ジーパン刑事像も。
遊戯シリーズ三部作、「探偵物語」 、「蘇える金狼」 のいきおいで伊達邦彦を演じた「野獣死すべし」(写真の動画)。
松田、映画監督、脚本家の主導で完成した映画には製作側が意図したハードボイルドヒーローのイメージはなく、映画会社社長はもとより原作者までをも激怒させたエピソードが残っていますが、当時のハナタレ少年たちも、
「イメージチェンジは大失敗だよな」
などといっぱしの感想を述べ合ったものでした。
が、リップ・ヴァン・ウィンクルをとうとうと語る演技の延長が9年後のサトウと化し、出版社社長からは叱られてもハリウッドでは評価されたのではあるまいか。
ショーン・コネリーやロバート・デ・ニーロなどとの共演映画も企画されかけたそうです。
まさかまさかの病魔がなければ、萩原健一もまだまだカッコヨクあり続けていたのであろうか。
↓「ブラック・レイン」 のオーディション時の映像だそうです。