バンコクの高層ビルの中には電力節約のためなのか、エレベーターを全基は稼動させていないところもあります。
そんなビルのエレベーターに乗ってしまった時は常時満員状態のため、上層の目的階にたどりつくまで何分かかるかわからない。
さらには、これも「タイ的」とよんでいいものなのか、うっかりとパネルの前にたってしまった時は、エレベーターボーイ(エレベーターガール)の役割を与えられる。
「そんなもの、箱に乗るときに自分で押してくれよ」
という気分もあるけれど、タイの人たちは嬉々として「おたく、何階に行きますか?」とエレベーターボーイをボランティア。
これと似たようなシチュエーションとしては、国境カジノのルーレット。
タイでも賭博は犯罪ですが、カンボジアとの国境には、タイのコガネ持ち様たち向けのカジノ特区(写真)があります。
一台のテーブルにカラー数以上の賭博客が群がっているので、「0」の前に座ってしまった日には自分の戦略に集中することができず、ひとさまのチップ配置に時間をとられてしまいます。
ちなみに、「0」はタイ語で「スーン」だけど、ルーレットの時は「ゼーロー」もしくは「シーロー」となるようです。