「それは言い過ぎだよ」とは言えなかった気分 | ローリング・ストーンズ野郎の雑記
「今晩が最大のヤマ場。何かが起こる」

と言われ続けて早や四日。
タイフルーツさんのタイ逆帰国の日程のメドはたっていない。
週末の日本文化関連イベントも、主賓ナシのイベントになってしまったそうです。

僕もまた、三ヶ月毎に日本から送ってもらっている医薬品はあと三日でなくなる。
血圧降下剤を服用している人間はソレを切らしたらマズイ、というのは本当のことなのだろうか。

新バンコク国際空港機能停止をめぐるその後は、日本大使館の尽力もあって、ジャルアナが軍用空港を借りて、タイに取り残されていた邦人一万余名の第一陣を日本に送り届けました。
また、隣国マレーシアは自国民を保護するために軍用機を用意した。

なんて話を聞くと、映画「キリング・フィールド」のワンシーン、すなわち、プノンペン陥落後にカンボジアから救出される外国人の姿をイメージさせるのだけれど、現在のタイランドは銃火のない内戦騒乱下、と評しても誰からも叱られないとおもいます。

近隣諸国が各種政変で動乱した頃、「タイは平和と独立を守った」として認識され、アセアン経済の優等生とまで評価されていたものですが、昨日、いっしょにみそラーメンを食べたビルマ人が、

「そうじゃなくて、ビルマ、カンボジア、ラオスよりもタイは35年遅れていただけなのかも知れませんよ」

と言うものだから僕は言葉を失った。
こういうのを「目からウロコが落ちる」とでも言うんでしょうかね。