自宅でペンキを塗っていたブルース王 | ローリング・ストーンズ野郎の雑記
南カリフォルニアに暮らす43歳の男性が、四十四年前のローリング・ストーンズのコンサートのポスターを5,000ドルで探している話がインターネットニュースに掲載されていた。

Buyer seeks rare Rolling Stones poster from Harrisburg show (「PennLive.com」10月19日)

カリフォルニア男の情熱というかモノ好き加減はともかく、米国ペンシルヴァニアのファームショーというと、ストーンズ初のアメリカツアーの一環であったことが記録 に残っています。

そのツアーはビートルズのファーストUSビジットとは比べようもなく、場所によっては客席がガラガラだったことなどは、山川健一さんの著書 や、ビデオ「25x5」 などで紹介されている。

しかしながら、ヒットチャート上位独占といった華々しい業績は残せなくとも、ストーンズの面々はブルースの聖地シカゴも訪れ、憧れのマディー・ウォーターズが自宅の玄関をペンキ塗りしている姿にビックリしながらも、「アラウンド・アンド・アラウンド」(動画)や「南ミシガン通り2120番地」などをレコーディング。

これらの楽曲が四十四年を経過しても「廃盤」「お宝品」にならずに今でも普通にCDショップに置かれていることなどを考慮しながら、カリフォルニア男は64年のポスターに5,000ドル評価を与えたのかも知れない。
もっと手頃な値段でゲットできればいいですけど。

◆「アラウンド・アンド・アラウンド」収録アルバム

 

12x5

1964年発表。
■収録曲
01. Around and around
02. Confessin' the blues
03. Empty heart
04. Time is on my side *オルガン・イントロ
05. Good times, bad times
06. It's all over now
07. 2120 South Michigan Avenue
08. Under the boardwalk
09. Congratulations 
10. Grown up wrong
11. If you need me
12. Susie-Q