「卑屈になったら新聞記者は生きちゃいけねえんだよ!」 | ローリング・ストーンズ野郎の雑記
三丁目の夕日の直球オヤジを主役にすえて、今年7月に劇場公開 された「クライマーズ・ハイ」。
テレビ版(写真)は2005年の年末にNHKで放映された。

当代の高名俳優を多数揃えながら無駄なキャスティングがないのは、さすがは骨太のNHKドラマというカンジがして、とりわけ、新聞記者たちの焼肉を囲んでの罵倒合戦が強く印象に残っています。

過去に地元で発生した大事件の報道はその主導権をことごとく全国紙に奪われた、と思い込んでいる地方紙記者(主人公)が上司にくってかかる。
が、物語の導入部ではイヤ~な役回りでの登場に見えた上司が、ベロンベロンの酔いと部下から「あんた」呼ばわりされた怒りで顔を真っ赤にさせながらも、「取材の相手に大小はない。勝った負けたで仕事を計るんじゃねェ!」というようなことを怒鳴り散らして、主人公を大喝破。

「卑屈になったら~」はその時の上司のセリフ。
新聞記者に非ずとも、自分の職業をあてこんでも、なんら違和感もコッ恥ずかしさもない。

映画版ではこの上司役を、あの エンケン氏が演じている、というので期待せずにはいられない。
原田映画常連のエンケン氏なので、テキトーな扱いにはなっていないと思うのですが。




◆テレビ版「クライマーズ・ハイ」
クライマーズ ハイ
 
※原作本
クライマーズ・ハイ (文春文庫)/横山 秀夫