「嘘だと言ってよ、ジョーさん...」 | ローリング・ストーンズ野郎の雑記
出張ベースでヨーロッパに行っていた頃は、

「外国に出てまで、和食なんて...」

という気分もありましたが、タイに住むとなると、毎日毎日がカライ食事というわけにもいかない。
「辛いタイ料理はちょっと...」という外国人とのお付き合いもあります。

現在のバンコクにはタイ人経営、日本人経営問わず、どれくらいの数の和食店が存在するのか皆目見当がつかないほどに多いけれど、その中に、阪神ファンのおやっさんが経営する老舗のお店があって、僕は栄養補給所として来タイ当初からお世話になっている。
ここ数年は僕のお仕事の心強い後援者としてもお付き合いさせていただいてきました。

2003年の阪神18年ぶりのリーグ優勝時(写真)には、「バンコク猛虎会」分派?の盛大な祝賀会が開かれ、先週金曜日のランチ後も、おやっさんと、

「こんなこと今は言いたくないんですが、今年はあの時よりも早そうですね」
「オリンピックの前にやりまひょな」

と、珍しく、ツヨキのエールを交わしあって別れたばかりだったのに、おやっさんは今朝、突然、帰らぬ人となりました。

信じたくない訃報に、もうナニがナンだかわからなくなてしまい、まるで身内を失ったかのような悲しみに押しつぶされているのはもちろん僕だけではありませんが、電話で訃報を伝えようにも僕は言葉が出てこないのだから、どうしようもない。