ティーシャツを供養する | ローリング・ストーンズ野郎の雑記

親しい知人が北タイ地方の民芸品店を出したこともあって、今年はほぼ毎週末、ウィークエンドマーケッ トに足を運んでいます。

先週の収穫は、ローリング・ストーンズのオフィシャルシャツ2枚。
もう1ヶ月以上前から古着ショップの奥のカベに吊るされていたのだけれど、ダレも買わないようだから、僕が買った。

うち1枚は、どう見ても、バンコクに来たばかりの頃に安アパートのランドリー係にちょろまかされたブツ にしか見えないのだけれど。
背中にヴードゥー・ラウンジ・ジャパン・ツアーの日程がプリントされている、胸ポケ付の日本リーバイ製。

地下鉄サリン事件余波の頃に帰国した時、行き着けだったジーンズショップの店長さんがプレゼントしてくれた大切なシャツ。

もう1枚は、バドワイザーがバックアップした94年~95年のブードゥー・ラウンジ北米ツアーもの(写真)。


「あれほどの文化色豊かな市場で、あんたはジイサンたちの顔のシャツ以外に買うものはないのか」

と家の人間から言われてしまえば、僕は「アップリケもあるよ」ぐらいしか返す言葉がないのだけれど、ティーシャツばかり買ったところで、実際に着る機会は少ないのは事実です。

が、人知れず暗闇の中に吊るされ続けているよりは、僕のような人間に拾われるほうが古着も幸せなのではあるまいか。