「誰かのために何かをしたい、と思えるのが」 | ローリング・ストーンズ野郎の雑記
と、今日もまたJサブカル娘 のビーさんが「雪の華」 を歌っていた。

今や「雪の華」を歌えるタイ人のお嬢さんたちは普通にいます。
昨年9月に有名ショッピングモール内で開催された「ジャパン・ウィーク」イベント のカラオケ大会の優勝者は、「雪の華」を歌ったタイ人女性だった。

「雪の華」を歌うタイ人の、100人中おそらく95人まではホンモノの雪に触れたことはないのだろうけど、タイ人が情念こめて「雪の華」を歌う姿に、中島美嘉も気がついていないコノ歌の素晴らしさがあるのではなかろうか。
ふぃんきらさんの話によると、今は「雪の華」のタイ語版もあるのだとか。

ちなみに、1990年代初頭に相次いで出版されたタイ関連書籍、文献の中には、

「日本人向けナイトクラブのホステスたちは生活のために日本語の歌を歌わされている」

といったニュアンスの記述が多々見受けられたものですが、今なお、その「定石」をかたくなに信じ込んで「バンコクの夜」を涙ながらに伝えようとする化石型ジャーナリストもいる。
性風俗産業を何が何でも「人身売買」をベースにおいて考えないことには気がすまないカタガタはどこにでもいる。

しかし、実際問題として、当時も今も日本語の歌を歌えるホステスさんはどのぐらいいるのだろうか。
閑古鳥が鳴きがちな店では、ホステスが客そっちのけでタイの民謡系流行歌をピーヒャラピーヒャラ歌いまくっていることもある。
生活がかかっていても、ヤル気のないヤツはいくらでもいます。

昔も今も、ホステスさんであろうが、大学生であろうが、銀行員であろうが、日本語の歌を歌っているタイ人は、みんな、ただ好きで歌っているだけなんですよね。