「うあ~。このビル、やっと完成したんですか!ナノデワ」
とフィンキラ氏がビックリしていた、ラチャダピセーク通りにそびえ立つ48階(53階説アリ)建ての高層ビルが完成間近の9日未明、突如としてグレンの炎を噴き上げた。
動画 を撮影したのは僕ではありませんが、僕の部屋からもよく見えました。
動画撮影者の居住地区には避難勧告すら出たそうです。
無人ビルの午前3時の出来事とあって死傷者は確認されていませんが、現在はこのビル界隈は危険エリアに指定されています。
のわりには、クルマはビルの下を普通に走っているのだけれど。
写真左は消火数時間後の高層ビル。
中央部が煙突化したとはいえ、壁面が最上階部まで黒コゲになっているところに、炎のボリュームをうかがい知ることができる。
思い起こせば、僕がタイに移り住んだばかりの頃は建築中のこのビルの下層部には日系デパート2号店が入居していましたが、通り向かいの地場デパート、日系スーパーとの顧客争奪戦に大苦戦し、すでに店内はガラガラ。
2号店撤収後も踏ん張っていたマクドと中華料理店もいつのまにかいなくなって、以後、長らく、鉄骨ムキ出しの都会の廃墟と化していたところをデベロッパーが買収し、コンドミニアム兼オフィスビルとして、継ぎ足し工事の再開発が始まったのは一昨年暮れ。
今回の火事でまた廃墟に逆戻りしてしまうのであろうか。
このあたりの土地を違法に買い占めていたとされているタイ成金ファミリー夫人の帰国 には関係ないのかも知れませんが、気持ちの悪い話です。
ビル火災といえば、もう十年は昔になるのだろうか、マーブンクロンショッピングモール、セントラルデパート・チッドロム店、サイアムジャスコ・ラチャダピ セーク店、プレジデントホテル(現インターコンチネンタル)が続けざまに不審火に見舞われたことを思い出すのは、僕だけではないかも知れない。
いずれもヒト気の少ない時間帯の出火だったので大惨事には至りませんでしたが、多重階層社会のウラの顔が見え隠れする、どうしようもない不気味さだけが残っています。
