鼻はグズグズいってるし、ノドも痛いし、食欲もない。明らかに風邪をひいたようなので、今晩はアッサリしたモノを食べて早目に寝ようとプランを立てても、家の人間が日本人でないと、「アッサリした食事=野菜サラダ」だけですまされてしまう。
「オレはムシじゃないんだぞ」と不服を申し立てたところで、「似たようなもんやろ」と切り返されるのもシャクなので、伊勢丹の食材売り場に向かう途中、珍しく、モスバーガー に空席があったので、ぜんぜんアッサリしていないカキアゲバーガーをオーダー。
モスバといえば、今年4月のオープン当初からしばらくのあいだ、日本人のオジサンがフロアを仕切っていた。
もう、英字新聞でも紹介された話なので、あえて匿名にする必要もないのですが、そのオジサンはフィンキラさんや僕が多少なりともお世話になったことがある、伊勢丹の前社長さんだったので、とても驚いた。
新聞には、「タイで世話になった最後の奉公としてモスバーガーのバンコク支店長を願い出て、タイに戻ってきました」といったことが英語で書かれてあった。
「お客様は神様です」の日本式サービス業者精神とはいっても、日本内外とわず日本人なら誰もが知っている名前のデパート支店の頂点に立った人物が、事情を知らない観光客から「おい、オッサン。早くしてくれよ!」と邪険にされたり、「タイの日本人社会もシルバー化してるのかしら?」とヒソヒソ話される立場に自ら身を置くことは、なかなかできるコトではない。
が、浅井さんは黙々と頭を下げては店内を動き回り、タイ人店員からも慕われていた。
そんな浅井さんの不言実行型の陣頭指揮が影響したものなのか、モスバーガーはこれから一気に数店舗の拡大体勢に入るそうです。