ブートレグ専門の名門レコード会社「ザ・スウィンギング・ピッグ」から発売されていた「Basel '90」というアルバムは、ミック・ジャガーのヴォーカルよりも観客のくしゃみの音のほうが大きく録音されていましたが、くだんのあやしいライヴアルバム「Live In New Orleans '95」
はけっして劣悪な音質ではない。
94年のニュー・オーリンズ公演でも演奏された「Sparks Will Fly」 は、「「ならず者」 以来の最高傑作」と絶賛された1994年のアルバム「Voodoo Lounge」 収録曲。
同アルバムからバラード曲「アウト・オブ・ティアーズ」がシングルカットされた時に、「スパークス」もカップリングされた。
が、その「スパークス」は「ラジオ用編集版」との断り書きがされており、よく聴いてみると、歌詞の中で最もおゲレツな、すなわち「I want to fuck your sweet ass」という部分の一部がストーンズ側の自主規制策によって聴こえづらいように編集されています。
そうした規制は、最新アルバム「A Bigger Bang」収録曲の「ラフ・ジャスティス」 も、世界中継された06年のスーパーボウル の演奏では、歌詞の一部すなわち「But am I just one of your cocks」の「Cocks」が完全に音声カットされ、ミックが異議を申し立てていたことは記憶に新しい。
が、そういう不遇にハラを立てるよりも、むしろ、「それでこそストーンズ」とニヤリしてしまうのが、ストーンズ・ファンの頑強なところだと思います。
◆「スパークス・ウィル・フライ」収録アルバム
1994年7月発表。
■収録曲
01. Love Is Strong
02. You Got Me Rocking
03. Sparks Will Fly
04. Worst
05. New Faces
06. Moon Is Up
07. Out of Tears
08. I Go Wild
09. Brand New Car
10. Sweethearts Together
11. Suck on the Jugular
12. Blinded by Rainbows
13. Baby Break It Down
14. Thru and Thru
CDのみのボーナス曲
15. Mean Disposition
※ラジオ用編集版
Out Of Tears
