メコン竜王の怪火 | ローリング・ストーンズ野郎の雑記
昔も今も地球上の少年少女たちがムサボルように読んでいる「世界の七不思議」にはカウントされていませんが、タイとラオスの国境部を流れる大河メコンの底には何百年もの昔から巨大な龍の王様が棲んでいる。

と云われてます。

メコン河の竜王様は毎年10月の満月期になると無数の火の玉を水面上に噴きあげ、それをヒトメ見ようとする人々がタイ人外国人不問で大挙して押し寄せるので、その時期は地元のホテルはどこも満室。
急患が出たらどうするものなのか、病院、学校すらも有料ホテルに早代わり。

数年前にはフジテレビもビートたけしが出演するバラエティでこの珍現象を紹介したことがあるので、ご覧になった方もいると思います。

しかしながら、怪火の原因は今もって解明されていないので、「村おこし」のためにタイ国政府観光庁が仕組んだ壮大なヤラセという声も大きくなっており、また、自然と科学を知らない無学で無教養な政治屋は「対岸のラオスから花火をあげているのだ」と言い放つ。

僕たちが見に行った時は、稲妻が横に走る凄まじい雷鳴暴風雨の中、無数の火の玉が雨に消されることなく、お手玉のようにキレイな放物線を描いて闇の中を舞っていた。
しかも、一カ所からではなく、何十カ所もから。

去年、一昨年は御無沙汰だったので、今年は見物しに行こうかと思ってます。

※竜王の火を描いたタイ映画「メコン河フルムーン・パーティー」