良くも悪くも小泉純一郎の名参謀と称されていた飯島勲氏がアベ辞任騒動の中で小泉サンと袂を分かった、というニュースはあまり大きな話題にもならなかったけれど、20日の昼ごろから、民主党参議員の第二公設秘書の不祥事ニュースがバンコクにも伝わってきました。公設秘書というのは、たしか、「国家公務員特別職」に相当するので、たとえ正規採用1ヵ月だとしても、佐々木という25歳の男は国民の税金で覚醒剤を購入していたことになる。
僕が公設秘書だったら「アイツは国民の税金でローリング・ストーンズのCDやDVDを買ってる。国民の税金でさいたまスーパーアリーナで大騒ぎしてる」と税金を払ってもない人からも言われてしまうかも知れないので、やはり、公設秘書などにはなるものではない。
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■民主議員秘書、覚せい剤所持容疑で現行犯逮捕 (「朝日新聞」2007年09月20日)
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しかし、こんなニュースがなぜバンコクの一部の邦人、タイ人、カンボジア人の間で話題になるのかといいますと、この公設秘書が仕えていた参議員は、かつては「初のNGO出身国会議員」と自称しており、そのNGO活動の場が1980年代から90年代初頭のタイ領カンボジア難民キャンプ(写真はキャンプ跡地の現在) であったことは、知る人ぞ知るところ。
僕の記憶ではそんなにゴーマンな人物でもなかったけれど、衆院比例当選後に「政治家になりたくなかった政治家」なる著書を出版しても、「ハハハ。小選挙区3回連続落選して、やっと6年安泰、解散ナシの参議だろ。「誰よりも政治家になりたかった政治家」じゃないのか?」と言われてしまうのは、僕の知らない側面の、その人の性格性根によるところが大きいのかも知れません。
万が一にもありえないことだけれど、矢野かずきさん が政治家になったとしても、誰もそこまで嘲笑しないのではなかろうか。
故・堀本崇さん 然り。
なぜならば、相手に頭を下げることはあっても、この両人が相手に頭を下げさせているところを、少なくとも僕は見たことがない。
しかしながら、そうした民間人時代からの人物評はともかく、たとえ、秘書を速攻で解雇し、かりに「選挙期間中は吸引していなかったそうだ」などと弁明しても、茨城県の有権者、民主党支持者にはなかなか信じてもらえないだろう。
参議員は公設秘書の不祥事の責任をとって、「民主党の役職を辞して自らの襟を正したい」とコメントしたそうですが、辞めるもなにもほとんど無役状態だったのだから、「不眠不休で私を支え」るために覚醒剤を使ったのかも知れない25歳の青年の更生のためにも、いさぎよく議員バッジを外してみてはどうでしょうか。
でなければ、また前途ある青年が第二、第三の佐々木君になってしまうかも知れない。
「襟を正す」とはそういうことです。
