「キミたちが座ったままなら、ファッキング、ボクは帰るよ」 | ローリング・ストーンズ野郎の雑記

michael schenker

あまりにもお行儀良いお客さんたちに対するバンコク公演序盤のマイケル・シェンカーのコメント。


欧米人や僕たちはステージが始まるやいなやステージ最前線に詰め寄っていたのだけれど、先の中野サンプラザ事件を知っているだけに「ボクは帰るよ!」にはヒヤリとした。

幸い、このシェンカーの半オドシ文句にタイ人客のカナシバリが解けて、会場全体が盛り上がった。

僕たちもドサクサに紛れてシェンカーの真ん前にカニ移動。


シェンカーを「神」と称することに異存のない36歳の日本人の友人は、バンコク公演が初シェンカー。

早々と「バンコク・セットリスト予想曲」なる私家製CDを進呈してくれた。

しかし、初シェンカー、おまけにアンコール終了後の握手のウルトラ大興奮とは別の観点で、バンコクのステージ自体はその友人をしても「ん~...」と首をかしげる不燃焼さのようだった。


僕の隣で手すりにつかまっていた女の子は、とくにハードロックな様相ではない、バンコクの街角ならばどこにでもいそうな、まだ二十歳前後の女の子だった。

独りで来て、一所懸命にステージに声援を送っていた。

そういうのを見るだけでも、ジャンル不問で「ライブって、いいよなあ」と唸った一夜。


時おり、マイケル・シェンカーがニコニコしながらその子を指さしていた。


マイケル・シェンカー・グループ

神話(紙ジャケット仕様)


マイケル・シェンカー・グループ

神~帰ってきたフライング・アロウ(紙ジャケット仕様)