以前に何度かブログに引用させてもらっていた「ニュースクリップ」が、「日本語総合情報@タイランド/newsclip.be」
として本格的にブログ化されたのでブックマーク。
その中に、先週末の事件、「タイ松下子会社の日本人社員、首撃たれ重傷」 のニュース。
被害者の個人情報に多少の差異はあるけれど、日本経済新聞夕刊にも掲載されていた。
とにかく早い回復を願うのみ。
犯人、容疑者が確定されていないので動機は分からないけど、これからタイに赴任される方にはビックリ事件だろうし、比較的長くタイに暮らすガイジンも「この国では、まだこんな事件が起きてるのかよ...」とアゼンボウゼン、怒り心頭。
事件が解明されていない今、「先走り解説」を展開したくはないけれど、よくタイ関連のモノの本には知たり顔で、
・タイ人は人前で罵倒されることを最悪の屈辱と受け止めるので、些細なミスで叱ってはいけない
・100バーツ(=約300円)の差が、社会層によっては1,000バーツではなく10万バーツの差になる場合もあるから、むやみにケチってはいけない
などと、大筋で「ここはタイだから、日本でふるまうかのようにセコセコしてはいけない」と言わんばかりに書いてある。
そういうことを書いているヤカラに限って、パチモン屋台や風俗代をケチりまくっていることが多いけど、だからといって、部外者にとっては「些細なミス」にみえても当事者にとっては些細ではないから注意するのであって、それを「叱ってはいけない」で完結し、殺傷事件を正当化されては、困る。
おおかたの在タイ外国企業の新任者引継ぎ事項には、母国では想定しづらい凡例も記されており、かつては、「解雇」から派生した日本人殺傷事件が何件か起きている。
また、あるオーストラリア人が現地法人の不正経理を是正しようとしたところ、殺害されてしまった事件もあった。
そうした激情事件は「シキタリを知らないガイジン」だけが標的になるのではなく、タイ人同士の間でも多発しており、屈辱を受けた人間が実力行使した事件もあれば、「私刑請け負い人」を雇う場合もある。
「屈辱怨恨」「さかうらみ」はタイ人社会だけの専売特許ではないと思いますけど、「叱られた=恥をかかされた=最悪の屈辱=殺してやる」の思考回路はいつになったら廃棄されるのだろうか。