【ドラマ記】「戦国自衛隊 関ヶ原の戦い」 | ローリング・ストーンズ野郎の雑記

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戦国自衛隊 関ヶ原の戦い


今年の正月にドラマ放映された「戦国自衛隊 関ヶ原の戦い」がDVD化された。

読売新聞社会面下部に小さい広告が出ていた。


僕は、バンコクの邦人向けレンタルビデオサービスで視聴していたけれど、いちいちツッコミながらも、けっこう楽しんだ。


映画「戦国自衛隊1549」 は江口洋介のガンバリが大カラ回りしてしまったけれど、「関ヶ原の戦い」は登場人物が原作に近くなり、79年作 同様に、戦国時代へ問答無用の純粋タイムスリップ。


配役からして大谷吉継の活躍は望めないものの、島左近すらも前編で姿を消した。

稀代の裏切り者、小早川秀秋の史実的評価はこの先も好転はしないだろうけど、このドラマは小早川の寝返りに新解釈を与えていた。


演じるのが藤原竜也なのだから泣かせるセリフの一つや二つは想定内。

そして、藤原小早川は「世に戦がなくなるのなら、喜んで、裏切り者の謗りを受けようぞ!」みたいなことを言っていた。


さらには、79年作へのいわゆるオマージュのつもりなのか、劇中、村松とおるが歌う「戦国自衛隊のテーマ」が流れていた。

個人的にはジョー山中の「ララバイ・オブ・ユー」 のほうが好きだったけど。


半村 良

戦国自衛隊