サンタナ の1973年日本大阪公演のライブ盤。
邦題は「ロータスの伝説」。
日本でのライブ。
22面体ジャケット。
横尾忠則氏によるアートワーク。
それを、ボブ・ディランらが羨ましがった。
その他。
これらのことがどれほどのインパクト、意味合いを持つのか、LPリリース当時の昭和49年、僕は知る由もなかった。
中学生の時に従兄弟のお兄さんに3枚組LPレコードの現物を見せてもらったのだけれど、開けたら最後、ジャケットを元に戻すのは大変な作業だった。
輸入盤CDは盤の出し戻しがずいぶんと容易になったけれど、今回のサンタナ名盤紙ジャケ化プロジェクトにおいて、22面ジャケットがミニチュアサイズで再現された。
その制作過程は、クリエイト当事者のHIGH-HOPESさんのブログ に詳しい。
肝心の中身は?
というと、旧規格CDでは割愛されていた、「黙祷」が復刻された。
「黙祷」だから、これといったサウンドが入っているわけではないのだけれど。
そして、今回の本格的なデジタルリマスタリングに際して、「祭典」と「ネシャブールの出来事」のリレーが復活したことが、何よりも素晴らしい。
ロータスの伝説(紙ジャケット仕様) (22面体ジャケット仕様)
1974年発表。
■収録曲
ディスク: 1
01.黙祷
02.家路(ゴーイン・ホーム)
03.A-1ファンク
04.果てしなき道
05.ブラック・マジック・ウーマン
06.ジプシー・クイーン
07.僕のリズムを聞いとくれ
08.輝ける光
09.バトゥーカ
10.シババ
ディスク: 2
01.ストーン・フラワー(イントロダクション)
02.ウェイティング
03.砂上の楼閣パート1
04.フリー・アンジェラ
05.ソウサリートのサンバ2
06.マントーラ
07.京都(ドラム・ソロ)
08.砂上の楼閣パート2
09.すべては終りぬ
ディスク: 3
01.君に捧げるサンバ
02.SAVOR
03.祭典
04.ネシャブールの出来事