こんにちわ、社会人です。
今回は↓の記事の続きですので、ご覧になっていない方はぜひこちらもお願いいたします。
【4. カベポスター】
今大会で個人的に最も納得いかない結果だったのがカベポスターでした。
あのネタのクオリティでつく点数ではなかったと感じたからです。
私が準決勝で一番面白かったのはカベポスターのあのネタで、決勝でも1、2を争うくらい好きなネタでした。
好みがあるのは前提にしても、流石に低すぎるのではないかというのが本音です。
M-1ではハマらないと言われてしまえばそれまでなのかもしれませんが、あの構成であの点数はさすがに...とがっかりしましたね。
しかもちゃんと会場のウケとしても悪くなかったので、なおさらそう感じざるを得ませんでした。
カベポスターのネタの中でも比較的ボケ数は多い方で、かつやはりどれも外さないので、テンポ感も感じられるネタでした。
ご本人たちとしても、もうちょっと伸びるんじゃないかと思っているような気がします。勝手な推測ですが。
【5. マユリカ】
ネタよりもキャッチフレーズの方が話題になったマユリカですが、ネタももちろん安定の面白さでしたね。
準決勝とは違うネタをしていたのですが、準決勝より面白かったですしウケも良かったような気がします。
マユリカの強みは一発のボケが重たいくらい強いことですよね。
今回のネタでもそれが存分に出ていました。
ボケ数的にはかなり少なくて、ボケとボケの間の間も結構あったりするんですが、それでも繰り出されるワードが本当に強烈なので、ボケの少なさを補ってしまうんですよね。
ある種一番コスパがいいというか。
普通あの友人の名前と特徴を羅列するところなんて、どんどん右肩上がりにならないといけないので難しいと思うんですが、ちゃんと進むにつれて笑いが増えていくあの感じは、マユリカならではですね。
「ズッキンズッキンプッチン不倫」という、普段はあまり見られない滝音のようなワードチョイスをしていたのも印象的でした。
存在しない造語のパターンでも笑いを取れるという、新たな一面を見た気がしました。
あと個人的に「アキレス腱切れたやん」を温存できたのが、次大会以降のマユリカにとって最大のアドバンテージかなと思ってます。
【6. ヤーレンズ】
ヤーレンズは面白かったですね〜
なんというか、ベテランの矜持を見ました。
準決勝でもこれは確実にいったと思えるレベルの面白さとウケ量でしたし、決勝でもそれは変わらなかったですね。
ヤーレンズのすごいところは、今の時代にこういうネタでこれだけ笑いを取ってるところだと思ってます。
やっぱり今って、一つ一つのボケにインパクトが求められたり、伏線を張って回収するのを求められてたりするんですよね。
ヤーレンズはそういうテクニックというか、もちろん漫才のテクニックはもの凄いんですけど、そういう副次的要素の笑いじゃなくて、ただまっすぐなコント漫才で笑いを取っています。
例えばNON STYLEなんかは、それこそヤーレンズと同系統の漫才ですが、仮に彼らが「今の」M-1に出場して、ヤーレンズと同じくらいのウケを取れと言われたら、多分難しいような気がします。それが仮にM-1優勝した頃のNON STYLEだったとしてもです。
上手く言葉で言い表すことができないのが悔しいんですが、コント漫才がちゃんと進化してるんですよね。
どこがどうというのを伝えるのが私には難しいのですが...。
とにかくヤーレンズの漫才は本当にすごかったです。
ということで今回はここまでです。
お読みいただきありがとうございました。続きはまた来週になるかと思いますので、ご覧いただけると嬉しいです。