お久しぶりです。社会人です。

M-1の感想を書くと言ってからかなり間が空いてしまい申し訳ございません。

ゆっくりになってはしまいますが、ちゃんと最後まで書くので、よろしくお願いいたします。

 

【1. 令和ロマン】

1組目から爆発、というか1番のピークが1組目で来てしまったという方が近いかもしれません。

 

歴代の中でも1番M-1っぽくないんじゃないかというネタでした。

というのも、ほとんど賞レースであることを意識していないというか。

 

ものすごく構成を練って笑わせるポイントを要所要所に入れて、みたいなネタじゃなくて、あくまでもお客さんと一体になって一緒に空気を作り上げようみたいな、そんなネタでした。

 

なので、本来であればあそこまでウケることはなかなか珍しいのではないかという気がします。

1組目だった、かつ令和ロマンがM-1を心底楽しんでいたからこそ、あれほどの笑いが生まれたように思います。

 

ただ、もちろん構成もものすごく綺麗だったと思います。

特に裏門のくだりなんかは、「おぉ〜」で終わらないように、ちゃんと聞き手側に寄り添って「これ面白くないな」とバッサリ切っていくあたり、さすが令和ロマンでした。

 

 

【2. シシガシラ】

2組目が敗者復活でしたが、ここ最近本当に敗者復活が引かれるのが早いですよね。

5年連続で前半となっています。

 

ただ何人かの芸人さんも仰ってたように、今年令和ロマンが優勝して、トップはもう厳しいというのは通用しなくなってしまったので、敗者復活ももうあまり順番は関係ないかもしれません(発表も敗者復活の番組内になりましたし)。

 

正直シシガシラは可哀想な結果でした。

個人的にあのネタはもっとウケてもいいと思いますし、審査員の方々がなぜあんなに厳しかったのかよくわかりませんでした。

まぁでもどんなネタでも、会場全体の笑いが大きくなければ、中身がどれだけ面白くてもあんまりなように見えてしまうものですが。

 

ただ、敗者復活も不運というか、かなりカメラワークによる影響が大きかった気がします。

もちろん、あのカメラワークがなくても勝ち抜ける可能性が大いにあるネタだったとは思いますが、あそこまで大きくウケることもなかったかもしれません。

 

個人的にはシシガシラのハゲネタは今まで数々の芸人さんがやってきたものとは全く色が違う、新しいものだと思うので、是非ともハゲネタをやり続けてほしいです。

 

 

【3. さや香】

今大会色々と話題になったさや香ですが、さすがの1本目という感じでしたね。

準決勝でこのネタを初めて見た時も、圧巻の構成力だと感じていました。

 

ただ、やはり2022年の免許返納には1歩及ばない、そんな印象もありました。

ただ恐らく、決勝ではトップ3には残るというクオリティでもありました。

 

免許返納と違うのは、新山さんによる例えが多いのと、拍手待ちのくだりがあった点でしょうか。

拍手で会場が一体になるようなボケよりも、笑いに伴って自然に拍手が起こるようなボケが最も理想的な形なので、そういう意味でも2022年の方が圧倒的感は強かったですね。

 

また今回のネタは、最近のさや香のネタの中では新山さんもボケになるタイミングがほとんど最後の方で、全体的にボケツッコミの役割がはっきりと分かれているようなネタでした。

 

終始どちらかがボケ、どちらかはツッコミという少し前のさや香(というか普通そうなのですが)のスタイルに近かったのですが、最後は今風にどんでん返しで新山さんがボケになるという構成で、新しさも感じさせていました。

何より、2本目で見せ算をやるためにこのクオリティのネタを新たに作り上げるという、さや香のパワーがとんでもなかったです。

 

 

ということで、今回はここまでです。

次回は来週になってしまうかもしれませんが、気長にお待ちいただけると嬉しいです。

お読みいただきありがとうございました。