こんにちわ、学生です。
↑の記事に続いて、今回は4〜6人目の感想です。よろしくお願いします。
【4. サツマカワRPG】
サツマカワさんはYes!アキトさんと同じくギャガーですが、2022年はギャグではなくコントで決勝を戦いました。
そのネタが私はすごく好きだったので今年も期待していましたが、期待通りコントを披露してくれました。
形式としてはコントなのですが、ラーメン屋の大将と客のコントをやる→大将がバーへ行き、大将、バーのマスター、女性客という3人のコントになる→女性客が空手の傾向に行く。という風に次々と演じる対象が移り変わっていくという特殊なものでした。
この形式自体は実はジャルジャルも単独ライブでやっています。
サツマカワさんの場合一つ一つのコントが短いので、単発のように感じがちなんですが、この形をとることによって流れのある見やすいネタになっています。
ちょうどショートコントとギャグの間のような感じで、しかも一つ一つのクオリティも高いという素晴らしいネタでした。
サツマカワさんの動きってすごくわかりやすくて、一人で何役もやっていても画が浮かびやすいんですよね。
個人的にすごく好きだったのは、バーのマスターに変な音を出すくだりと、ロボットが動いたくだりでした。
オチも綺麗ですごく構成力の高いネタでした。本当に面白かったです。
【5. カベポスター永見】
永見さんのあのスタイル、ものすごく勇気が要りますよね。なんと言ったってセンスだけが求められますから。
それで決勝まできたのは本当にすごいですし、ファイナルまで言ってもおかしくないくらい面白かったです。
私が初めて永見さんのこのネタを見たのは2021年のR-1準決勝で、舞台でも一度見たことがありました。
今年はその時よりも一つ一つのワードがすごく強くなっていました。
もちろんワードによって強弱はありますが、明らかにその強弱の差が以前見た時よりも少なくなっていたと思います。
正直左のお三方の点数が出た時に「いった!!」と思ったんですが、バカリズムさん陣内さんの点数がすこぶる低かったですね。
ここまで好みの差が出るとは思いもよりませんでした。M-1でもそうそう見ない差でしたね。
一人だけ明らかに違うステージで勝負していて本当にすごいなと思いますし、2022年からの調子はものすごく良いので、今年のM-1にも期待大です。
ちなみに私が1番好きだったのは、「お前って口を開けば渋滞情報だな」でした。
【6. こたけ正義感】
敗者復活枠として勝ち上がったこたけ正義感さんです。
個人的に1番好きだったのはたくろうの赤木さんだったんですが、こたけさんでもすごく納得でした。めちゃくちゃウケてましたし。
ABCで披露したネタと基本的には同じ形なんですが、それでもやはりまだ世間にはバレていませんし、一つ一つのフリップが面白いのでしっかり笑いが起きていました。
こたけさんの良さは、弁護士という職業に引っ張られていないところだなと思います。
見た目はすごくカッチリとした弁護士さんなんですが、それによってフリップを出していくときの話し方とのギャップがすごく出ていて、人間性もちゃんと見えるフリップネタになっています。
弁護士だからこそできるネタですし、「弁護士でもなんだこれと思う法律もある」ということがすごく良い前提になっています。
なんとなく冷たそうな印象のある職業だからこそ、こたけさんの感情の入れ方というのはより面白く見えるものになっているなと思います。
ということで今回はここまでです。
お読み頂きありがとうございました。