『ローカル路線バス乗り継ぎの旅Z』第10弾・水野裕子さん出演回を再放送
BSテレ東で毎週月曜日の午後7時から、『ローカル路線バス乗り継ぎの旅』シリーズが再放送されています。
2025年8月25日から、田中要次・羽田圭介組の『ローカル路線バス乗り継ぎの旅Z』(バス旅Z)の再放送が始まっているのですが、10月20日の放送回に、水野裕子さんが登場します!
10月6日に第7弾(秋本奈緒美さんの回)が放送されたので、本来なら13日は第8弾(佐藤藍子さんの回)が放送されるはずですが、この回が飛ばされて、第9弾(真琴つばささんの回)がオンエアされました。
第8弾は第3弾同様、昨年の再放送でも飛ばされており、理由は不明ですが、これも「封印回」になってしまったようです。
というわけで、10月20日に、水野裕子さんが出演する第10弾(越後湯沢→山形)がオンエアされます。
TBSの『SASUKE』や『KUNOICHI』でしか水野さんを知らない世代の方々に、是非見てほしいです!
水野裕子さんの『バス旅』出演は、あまりにも遅すぎた……
太川・蛭子組の時代に、水野さんと同い年、またはもっと若いマドンナもいたというのに
そもそも水野さんは、『土曜スペシャル』(今年10月から『土曜ゴールデン』)の常連出演者でした。中島史恵さんや藤田朋子さん、森下千里さんらと組んで、「知られざる国道(酷道)の旅」「1泊2食5000円の旅」「穴場温泉めぐり旅」「2人乗り自転車駅伝」といった企画に参加しています。
中島史恵さんといえばご存じの通り、『ローカル路線バス乗り継ぎの旅』シリーズ第1弾のマドンナであります(2007年10月20日放送)。また藤田朋子さんは第5弾に出演(2009年9月5日)。
中島さんや藤田さんは、水野さんより先輩なので、早い時点でバス旅に出演したのもわかります。太川陽介さん・蛭子能収さんコンビの初期には、だいたい1960年代生まれの女優さんがマドンナ役を務めていました。
しかし第6弾で山田まりやさん(1980年生まれ、当時30歳)が出演して以降、若い人がマドンナとなる回が徐々に増えてきます。
そして2013年4月27日放送の第14弾に、水野さんとよく『土スぺ』で共演していた森下千里さんが早くも登場。森下さんは1981年生まれで、水野さんとは同学年です。
ちょうど番組の人気、太川・蛭子コンビの人気が盛り上がってきた最中で、いい時期での出演でした。
私は、「森下さんがこの番組に出たんだから、そろそろ水野さんが出る番だ」と、大いに期待しておりました。
しかし……。
その後、水野さんが『ローカル路線バス乗り継ぎの旅』のマドンナとなることはないまま、時は過ぎていきます。
第17弾(2014年4月26日)に出演した宮地真緒さんは、水野さんより2歳年下。
第22弾(2016年1月2日)に出演した南明奈さんは、水野さんより7歳も年下です。
そして2017年1月2日にオンエアされた第25弾をもって、太川・蛭子組のバス旅は終了。とうとう水野さんはこの番組に呼ばれずじまいでした。
バス旅Zでは、水野さんより年上のマドンナも、30km以上歩かされていたというのに
太川さん・蛭子さんの後を引き継いで、田中要次さんと羽田圭介さんの『ローカル路線バス乗り継ぎの旅Z』が、同年3月25日からスタートしました。
(その前の2016年11月26日、スピンオフ企画扱いで、田中さんと羽田さんのバス旅が1度行なわれています)
太川蛭子組の後半からその傾向はありましたが、全国で路線バスのルートが次々と廃止されたため、バスがつながらず徒歩で移動する距離が長くなっていきます。
『バス旅Z』では4日間で30km台、40km台に及ぶことが多くなり、そのためマドンナも、若い人、もしくは歩ける人が起用されるようになりました。
さあ、いよいよ水野裕子さんの出番……と思いましたが、Zの初期は一気に世代交代が進んで、マドンナ役は1990年前後に生まれた若いタレントさんばかり。
そんな中で、水野さんより3歳年上(2学年上)の村井美樹さんが、『バス旅Z』の第4弾(2017年12月16日)に出演。積極的な行動で存在感を示しました。
それ以降も水野さんより年上のマドンナが続いたのですが、なぜか水野さんには一向にお鉢が回ってきません。
よりによって水野さんが出演した回から……
▲Z第10弾のスタート地点は越後湯沢駅(写真はガーラ湯沢駅ですが、ここは通りません)
Z第10弾、2019年6月29日に、ようやく水野裕子さんの出番が来ました。しかし、あまりに遅すぎました……。
この年の4月18日から、『太川蛭子の旅バラ』がスタート。
人気のあった太川陽介・蛭子能収コンビは、『土曜スペシャル』の枠でたびたび共演していましたが、遂に2人のレギュラー番組が始まったのです。
ただでさえ微妙だった『バス旅Z』の立ち位置が、これでますます微妙なものに。
しかも、『旅バラ』が始まったからか、Z第9弾までキートン山田さんとともにナレーションで参加していた太川さんが、この回から参加しなくなってしまいました。
水野さんはこの『バス旅Z』第10弾で、村井美樹さんに勝るとも劣らない大活躍をしていたのですが、これ以降、バス旅どころか『土曜スペシャル』自体に出演していません。
また、『太川蛭子の旅バラ』→『水バラ』→『旅バラ』にも、なぜか一度も出演しておらず、今のところこの『バス旅Z』第10弾が、水野さんの最初で最後のバス旅です。
もし順番が違っていたら、歴史は変わっていたのだろうか?
ここまで書いて気づいたのですが、『バス旅Z』では第4弾の村井美樹さんを境に、マドンナのキャラクターや年齢層が明らかに変化しています。
村井さんのように、自ら先陣を切って行動するタイプのマドンナが『バス旅Z』には合っていると、スタッフが感じたのではないでしょうか。
そしてそのことが、『太川蛭子の旅バラ』終盤に始まった企画「ローカル路線バスVS鉄道 乗り継ぎ対決旅」で、村井さんが鉄道チームのリーダーに抜擢された遠因となった可能性があります。
ただ、もし村井さんより先に水野さんが出演していたら、スタッフは水野さんの行動によってそのことに気づかされた可能性があり、もしかしたら「バスVS鉄道」の鉄道チームのリーダーは、水野さんになっていたかもしれません。鉄道にもゆかりがありますし(家族に鉄道関係者が多い)。
もっとも、↓この記事との重複になりますが、水野さんは今年1月の『KUNOICHI』(女性版『SASUKE』)で活躍した後でも、ラジオのレギュラーが1本あるだけで、テレビには半年以上出ていません。
『SASUKE』スピンオフの『HANZO』を除けば、『KUNOICHI』以来全く出ていません。
何らかの事情があって芸能活動を制限しているのだとすれば、仮にもっと早く『バス旅』に出ていたとて、状況は変わらなかったのかもしれません。
過去に水野さんは大学に入ったことで、しばらく芸能活動をセーブしていた時期がありますが(2011年~)、その間でも『土スぺ』や『Qさま』などにたびたび出演し、NHK BSの『怪魚ハンターが行く!』(水野さんは2015年から参加)のような長期海外ロケもこなしていました。
余談ですが、第8弾が封印されたことも影響し、水野さん出演回の再放送は、『Qさま』の真裏になってしまいました。
TVerでの見逃し配信がない番組同士の裏被りはきついです。
そういえばその昔、水野さんは『Qさま』でも、村井美樹さんや三浦奈保子さんと同じように活躍していたのですが……。
ちなみに、『バス旅Z』第10弾再放送から2日後の10月22日に、『バスVS鉄道 乗り継ぎ対決旅』の最新作がテレビ東京系(地上波)でオンエアされます。
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俳優・八名信夫氏の著書『悪役は口に苦し』(小学館)の中で、それぞれの時代背景について補足説明する文章を、少しだけ書いてます。(昭和中期のパ・リーグ、東映ヒーロー、オレたちひょうきん族など)
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