新花巻 ('04.10.30)
宮沢賢治イーハトーブ館へ移動する(入館無料)。
企画展は「泉啓一ガラス絵 賢治曼荼羅展」。
作品のシーンをガラス絵で表現。
また、入口の売店には賢治の作品が数多く取りそろっている。
- もし萬鉄五郎が長生きしたらどんな作品を描いてたか(土沢)
- 宮沢賢治童話村は摩訶不思議なテーマパーク(新花巻)
- 宮沢賢治のスーファミゲームが昨年復刻されていた(新花巻)
驚いたことに、ここにはスーパーファミコンと、かつてヘクトから出ていた『イーハトーヴォ物語』というゲームがあった。
宮沢賢治の世界をテーマにしたゲームだが、あまり話題にならなかった作品。
ゲームソフト自体はプレミアがつくようなものではないはずだが、この場所に置かれているということに価値がある。
私もやったことがなかったので、プレイしてみたい衝動に駆られたが、この静かな雰囲気の中では場違いなことはなはだしいので、自重して次の場所へと向かう。
※『イーハトーヴォ物語』のスーファミソフトには、現在ではプレミアがついているようです。
※驚いたことに、『イーハトーヴォ物語』は、2024年になって復刻されました。
同じヘクトの『サラブレッドブリーダーIII』『新・将棋倶楽部』『麻雀俱楽部』とともに、『脳を鍛える大人の娯楽ゲーム4in1』というタイトルでリリースされています。
テレビのHDMI端子につなぐことで、ゲーム機なしでプレイできます。
発売元のライソンでは、『くにおくん』シリーズの5作品(ダウンタウン熱血物語、熱血高校ドッジボール部など)をまとめた『熱血LEGEND くにおくん』も発売しています。
また、読売テレビの『浜ちゃんが!』などで取り上げられた、「たべっ子どうぶつ」カステラメーカーの発売元でもあります。
賢治が設計した「日時計花壇」(上写真)と、「南斜花壇」が再現されていた。
季節が悪かったのか、花はあまり咲いていなかったけど。
この先に、宮沢賢治記念館があるはずだが……、
長い長い長い階段が続く。息が切れる。
※2025年7月に放送された、テレビ東京『あさこ・梨乃の5万円旅』で、いとうあさこさん、かたせ梨乃さん、横山由依さんが上った階段です。
「下ノ畑ニ居リマス 賢治」の文字は、賢治が農業指導のために設立した、羅須地人協会の建物に書かれた字を再現したもの。
建物は現在、花巻農業高校の一角に移築されているそうだ。
やっと階段を上りきった。どっと疲れが出たが、さっきまでのわけのわからない疲れとは違う、心地良いものだ。
さあ記念館へ……行く前に、レストラン山猫軒で休憩。お昼にする。
「山猫軒」という名前は、もちろん『注文の多い料理店』からとったものだが、お話のほうとは違って、ちゃんと食事はできる。
いい雰囲気の洋食屋である。
(続く)
※これまでの「日本縦断紀行」はこちら。
- 北海道(日本縦断紀行第1回~第23回)
- 青森、岩手(日本縦断紀行第23回~)
- 京都(日本縦断紀行第234回~)
- Qさま優勝への道
- レトロゲーム紀行
- ゲームヒット祈願の旅:関西、岡山
- ゲームヒット祈願の旅:東京、神奈川
- ゲームブック風アドベンチャーゲーム【脱出ゲーム 香川県からの脱出】
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俳優・八名信夫氏の著書『悪役は口に苦し』(小学館)の中で、それぞれの時代背景について補足説明する文章を、少しだけ書いてます。(昭和中期のパ・リーグ、東映ヒーロー、オレたちひょうきん族など)
当ブログ内で、ゲームブック風アドベンチャーゲーム『香川県からの脱出』を公開しています。