【高松駅前：20】＜脱出ゲーム　香川県からの脱出＞

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高松駅前

菊池「ガイコツさん、駅前に、いろんな格好をした人が集まってますよ」

外骨「何だかずいぶんケッタイな集団じゃのう。坊さんたちの中に、あの銀河総裁とやらがおるだけでもケッタイじゃ」

「あっ、駅からまた別の一団が出てきました」

「おいおい、今度は平安貴族に鎌倉武士じゃが。仮装行列でも始まるんかいの？」

「しかし、ただならぬ雰囲気です。当世風に申しますと、凄いオーラを感じます」

「わしらも銀河総裁に誘われたけん来てみたが、この中に交じってええもんかどうか迷うのう」

平賀源内「あ、宮武殿に菊池殿。お待ちしておりやした。ささ、どうぞこちらへ」

「やあ、見つかってしもうた。さすがに源内さんは目ざといのう。その目ざとさで金の鉱脈でも見つけとりゃあ、もっと安定した暮らしができたじゃろうに」

君が彼らのやりとりを眺めていると、安倍晴明が声をかけてきた。

「鳴門大師と連絡がつきました。
　香川県から脱出できる道のりを、彼が見つけてくれたようです。
　道路、鉄道、海、空といった通常の移動ルートが全て封鎖されておりますゆえ、特殊な形で県境へ向かうこととなりますが、その県境付近で鳴門大師が待っているとのこと。
　ひとまず、東かがわ市の三本松まで参りましょう。この先は非電化区間で、フリーゲージトレインが入れないのですが、最高時速130km/hで、しかも振り子式の気動車特急がございます」