秀吉が造った庭~醍醐寺三宝院<239日目 アジサイと刀剣とモテない男子(9)> | ゲイムマンの日本縦断紀行

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ゲーセンでゲームをプレイし、1面クリア毎に増える“ゲーム路銀”を交通費にして日本縦断を目指す「ゲーセン紀行」でしたが、ゲーセン巡りよりも、普通の観光旅行の方が主になってしまいました。

現在このブログ上でゲーム『香川県からの脱出』を公開中。

 醍醐(だいご) ('22.6.11)

 

醍醐寺の総門をくぐった。

 

正面と左右のエリアそれぞれに見どころがあるようだ。
時間が遅いので、今日見られるのはどこか1エリアだけだろう。

 

左側に、国宝の唐門が見えた。
朝廷からの使者を迎える際に使われたそうだ。
黒地に金色で描かれた、皇室と豊臣家の紋が鮮やか。
こちらの三宝院エリアに行ってみよう。

 

正面の「伽藍エリア」と、三宝院の庭園の拝観料が込みで¥1,000。
時期などによって金額や、見られるエリアは多少変わるらしい。

 

三宝院は醍醐寺の塔頭(たっちゅう)だが、格式の高い門跡寺院であり、醍醐寺座主の住む本坊的な存在でもある。

現在の三宝院は、豊臣秀吉が1598年(慶長3年)に「醍醐の花見」を行なうにあたって整備された。

 

庭園は、秀吉自らが設計している。(国特別史跡・特別名勝)
雨が降っていることもあり、静かで穏やかな雰囲気。

 

一方で、秀吉が設計したと聞いたからかもしれないが、石も木もいろんな種類のものが配されていて、なかなかに派手な印象もある。

 

表書院は国宝に指定されている。
ほかの建物も、大半が重要文化財。

 

重要文化財の大玄関から、建物に入ってみる(特別拝観料¥500)。
葵の間、秋草の間、勅使の間。重要文化財のふすま絵を眺めつつ進む。
さらに表書院。建物が国宝、ふすま絵が重文。
どの部屋の絵も、色あせてはいるが立派な障壁画で、特に表書院のクジャクとソテツが、異国情緒をかもし出す。

 

ここから眺める庭が良い。
亀と鶴に見立てた2つの島。
手前に並ぶ3つの石は、賀茂川の流れや淀みを表しているそうだ。

 

いちばん奥に流れている、小さな滝の音も良い。
そして対岸に、ひときわ目立つ“天下人の石”。

 

この石は藤戸石という。もとは、治承寿永の乱(源平合戦)の戦場となった、岡山県倉敷市の藤戸にあった。

 

それを、足利義満が金閣寺へ移し、足利義政が銀閣寺へ移し、管領の細川高国が譲り受け、織田信長が細川藤賢の屋敷から、新しく造られた足利義昭の二条御所へ移した。
その後、豊臣秀吉が聚楽第へ移し、そしてこの三宝院庭園を造る際、既に破却されていた聚楽第からここへ移した。

 

歴代の権力者のもとを渡り歩いた石。見るだけでも縁起が良さそうだ。

 

次の部屋は純浄観という(重要文化財)。
秀吉が醍醐の花見の際、醍醐山の中腹の槍山に建てた、花見御殿を移築したといわれる。
ふすま絵は平成に入って、浜田泰介氏が描いた新しいもの。桜と紅葉がきらびやか。

 

純浄観から庭園を望むと、橋が池を平行に区切っているように見え、また面白い景色。

 

いちばん奥に本堂がある(重要文化財)。
本堂脇の庭は、苔でひょうたん徳利と杯を表した「酒づくしの庭」だそうだ。

 

お堂の外から、快慶作の御本尊・弥勒菩薩にお参り。
人々が救われますように。

 

純浄観の裏から、奥宸殿へ向かう途中にある、小さな庭がなんか良い。

 

奥宸殿(重要文化財)は江戸時代初期の建物。
「天下の三大名棚」とうたわれる違い棚を眺める。

 

三宝院を後にする。
時間のない中で、醍醐寺の3エリアのうち1つでも見られて良かった。

 

醍醐寺

 

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※これ以前の「日本縦断ゲーセン紀行」はこちら。
第239回 アジサイと刀剣とモテない男子(JR藤森、墨染、醍醐)
第238回 崇徳天皇と安倍晴明と菅原道真(今出川、北野天満宮、北野白梅町、円町→京都)
第237回以前


京都(第234回~)
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