彦根('18.2.11)
引き続き、佐和山遊園。
下の住宅地に下りて、国道のガード下をくぐると、もうそこがさっきの佐和山美術館だった。
金閣寺っぽい建物もよく見える。
さまざまな仏像に護られて、ある種の聖域感がある。
ちなみにこの建物、金閣寺ではなくて、かつて佐和山城に存在したお寺と同じ、「瑞岳寺」という名前がつけられている。
もちろん本物の瑞岳寺は、こんなんじゃない。
本物の瑞岳寺にあった仏像が、彦根市内の宗安寺に現存するらしい。
朽ちかけたベニヤの城門の、ガラスケースの中が、美術品倉庫になっていた。
造形はかなりゆるい。
ガラスに騎馬像が映る。
一般道が金閣の真下まで通っている。
この道路はGoogleマップにも載っており、ここから普通の墓地へ続く道もある。
ただ、金閣は高い場所にあるため、近づきすぎると見えない。
金閣に向かう入り口の階段が、枯れ枝に覆われていた。
仏像だらけのお城になぜか1体だけ、バイオリンを弾く女性像。
山門の向かいに、「彦根歴史公園」と記された大きな碑が建つ。
裏には、「昭和五十四年春建設 文部大臣 砂田重民書」とある。本当か?
山門と碑の間に立つと、四方全てを佐和山遊園の造形物に囲まれる形になる。
これだけたくさんの造形物に囲まれると、やはりこの空間を作った方の、パワーに圧倒される。
山門の彫刻など、細かく見ていくと
やっぱりゆるいのだが、
たった一人の、石田三成のファンが、ここまでの世界を作り上げたのだから、人間の情熱って凄いなあと思ったし、
自分もこれくらいの情熱を注いで、ものを作りたいと思った。
こういう空間を作りたいとすら思える。
佐和山遊園の制作者の方が、石田三成の素晴らしさとその悲劇を人々に伝えたいと願った、そのくらいの情熱で私も、水野裕子さんの素晴らしさを人々に伝えたい。
(いやもちろん、ゲームの素晴らしさを伝える仕事も忘れてはいないけど)
観光ガイドブックには載っていない場所だが、訪れる人は案外いるようで、私がここにいる1時間ほどの間にも、3、4人くらいの方が、これらの建造物群を眺めたり、写真を撮ったりしていた。
ホテルに戻って荷物を受け取る。
佐和山遊園にいる間に、かなり雨が強くなっていたが、ホテルから駅へ向かう頃にはやんでいた。
彦根観光のメインとなる彦根城へは、次回また来よう。
12時13分の電車で米原へ行き、12時30分のこだまで帰った。
びわこビジターズビューロー(滋賀県)
JRおでかけネット(JR西日本) JR東海 近江鉄道
※旅のマップはこちら。
※これ以前の「日本縦断ゲーセン紀行」&地図はこちら。
第216回 佐和山遊園に感動(彦根)
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第215回 3つのお城に囲まれて(長浜→彦根)
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第214回以前
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