小牧山城と小牧城 <192日目 信長と家康 飛躍の地(3)> | ゲイムマンの日本縦断紀行

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ゲーセンでゲームをプレイし、1面クリア毎に増える“ゲーム路銀”を交通費にして日本縦断を目指す「ゲーセン紀行」でしたが、ゲーセン巡りよりも、普通の観光旅行の方が主になってしまいました。

現在このブログ上でゲーム『香川県からの脱出』を公開中。

小牧('14.10.17)

引き続き小牧山。
山なので、ここから先は上り坂である。
標高85.9メートルの小さな山だが、平地の中にぽつんとあるので、戦国時代に重要な拠点となったのもよくわかる。
頂上からは遠くまで見通せるだろうし、また高い所から攻め込まれることもない。

春にはお花見の名所になるという、桜の馬場の横を通る。
近くに、狐の吉五郎をまつった小牧山稲荷神社の赤いのぼりが目立つ。
道が舗装道路でなくなった。しかも複雑に入り組んでいる。
さっき観光案内所でもらったパンフレットが役に立つ。

小牧山(192-13)
山頂のお城に向かう階段を上っていく。

小牧山(192-14)
昼なお薄暗い山道。
まっすぐな道が不正解で、直角に折れた分かれ道が正解、というトラップにハマりながらも、一歩ずつ一歩ずつ登っていく。
真夏じゃなくて本当に良かった。

小牧城(192-15)
ようやくお城が見えてきた。
下の斜面に転がる大石は、信長が築いた石垣の石だそうだ。

小牧城(192-16)
お城の入口に、小牧山を当時の小牧町に寄贈した尾張徳川家19代・徳川義親公の像が建つ。

小牧城(192-17)
小牧城に入ろう。
正式には「小牧市歴史館」という建物で、1968年(昭和43年)、実業家の平松茂氏が、この城を建てて小牧市に寄贈した。
京都・西本願寺の飛雲閣がモデルになっている。

ちなみに、この小牧市歴史館は「小牧城」とよばれているが、戦国時代ここに存在した城は「小牧山城」。
史跡としての城跡と、現在ある建物を、わかりやすく名前で区別しているのだろうか?

小牧城に入る(入館料¥100)。
1階の入口近くでは、小牧山と小牧市の歴史に関する展示がある。
近年行なわれた発掘調査の映像が流れている。
信長が築いた城は短期間しか使われなかったので、従来は簡素なものと思われていたが、この発掘調査で、石垣のある本格的な城だったことが明らかになった。

1563年(永禄6年)織田信長は、美濃の斎藤氏攻略のため小牧山城を築き、清須城からここに引っ越して居城とした。
(その際、ふもとに町を整備しており、これが城下町の元祖とみられる)
しかし1567年(永禄10年)、美濃攻略に成功すると、信長は斎藤氏の居城だった稲葉山城(岐阜城)に移り、小牧山城は廃城となった。

信長の死後、1584年(天正12年)に小牧長久手の戦いが起こる。
犬山城から南へ攻め込む豊臣秀吉の軍勢に対抗するため、徳川家康と織田信雄はここに陣城を築いた。
楽田(がくでん)まで来た秀吉だったが、小牧山城に攻め込めず、やがて家康の本拠地・三河へ向けて軍を動かす。
(その後の戦いについては、長久手古戦場公園を訪れた回で書いているので、ここでは詳しく述べない)

小牧市歴史館(小牧城)


※これ以前の「日本縦断ゲーセン紀行」&地図はこちら。
第192回 信長と家康 飛躍の地(小牧)
第191回 空から工業地帯を見てみよう(四日市→富田浜→富田→名古屋)
第190回以前

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