死力尽くし完全燃焼、4年後につながる敗退 W杯 | にゃん吉くん12のブログ

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死力を尽くした。でも届かなかった。運命のPK戦。ひざまずき、神に祈ったが、パラグアイ5人目のキックは無情にも川島の逆をついた。勝者と敗者が決まった瞬間。「世界8強」の称号は、目前で日本の前から去っていった。

 PKをバーにあてた駒野はもちろん、イレブンを誰も責めることはできまい。彼らは120分間、足を止めることなく走り続けた。決定的なピンチは1度や2度ではない。そのたびに川島が、中沢が、長友が、体ごと投げ出してゴールを死守した。このチームに足りないと指摘され続けてきた闘争心を、全員が出し続けた。「選手は素晴らしく、素晴らしく日本人としての誇りを持って、アジアの誇りを持って戦ってくれた」。岡田監督の声は震えていた。

 目標のベスト4には2勝届かなかったが、誰がここまでの健闘を予想しただろうか。今年に入り、ブーイングを浴びた試合は数知れない。わずか1カ月前までは覇気もなく、チャンスにシュートも打たないようなチームだった。それが自分たちと世界との差を認め、「やれることをやろう」と開き直ってから、チームは変わった。

 本田は言う。「多くのファンが応援してくれたけど、多くのファンが批判してくれたことを僕は感謝したい。批判する人がいなかったら、ここまでこれたかどうかわからなかった」

 初戦のカメルーン戦に勝ち、愚直に泥臭くやれば結果が出ることを知った。自信と勢い、そしてかけがえのない一体感が生まれた。それはパラグアイ戦まで、ずっと変わらぬ日本の武器となった。

 だからだろう、試合後の選手は涙で目をはらしながらも、どこかすがすがしい表情をしていた。「やることはすべてやった。最後の最後まで勝利を信じ、仲間を信じ合えた」と闘莉王。出番のなかった川口も「今持っている力をみんな出したと思う」と仲間をたたえた。

 4年前のドイツ大会で悔いばかり残り、一時は代表引退を決意した中沢も「『ああすればよかった、こうすればよかった』というのはない。悔いのない時間を過ごせた」と言い切った。同じ悔し涙でも、4年前に流した涙とは種類が違っていた。

 岡田監督は会見で「勝たせてやれなかったのは私の責任。私に執着心、執念が足りていなかった」とわびた。だが、選手が持てる力をすべて出し尽くし、「やりきった」と思える試合ができたのは、指揮官の手腕にほかならない。

 日本の挑戦は終わった。結果は確かに残酷だ。だが、すべてを出し尽くしたからこそ、見えてくるものもある。真剣勝負の中で世界を肌で知った選手たちは、必ず次の4年へつなげてくれるだろう。(森本利優)

http://southafrica2010.yahoo.co.jp/news/ndetail/20100630-00000530-san-socc

*よくやりました!