おてがみ.*・゚ | げげわしん*くーちゃんぶろぐ*

げげわしん*くーちゃんぶろぐ*

音楽の大学に通いながら
げげわしんとゆうグループで
ボーカルをやっています
くーちゃんぶろぐです*


前回の記事にも書きましたが
ちょっとハードかもしれんので
心がきゅっとなる人は
どうぞこのページはスルーして
くださいませ( ´•௰•`)










★・。・゚゚・*:.。..。.:*・゚











そっちの世界はどうだい?
5年経って居心地はいいかい?
ねえ知ってる?
もうすぐおじいちゃんになるんだよ
女の子だってよ
もし生きてたらきっとデレデレで
白髪混じりのタレ眉で
抱っこするんだろうなぁ
おじいちゃんとデート行こうって
原宿行こうとか言い出すんだろうなぁ
結婚式ね、やるんだって
お姉ちゃん先越されたね
とか笑うんでしょ(笑)


バージンロード
歩きたかっただろうなぁ
私たちが生まれたとき
嫁に出したくないって
少しは考えてくれたかなあ


私に好きな人ができたとき
すっごくヤキモチ妬いたよね
手繋いでたら相手を殴りそうになって
たくさん喧嘩したよね
殴られて鼻腫れたこともあったね


でもほんと構ってちゃんで
もう病気でご飯も食べれないのに
原宿デートしようって
美味しいお肉屋さん
連れてってあげるって
思春期で無視してバイトばかりで
結局
実現させてあげられなかったね
本当に死んじゃうなんて
思わなかった
思いたくなかった
生きるからいつでもいいって思ってた
余命なんてうそじゃん
手術出来ないなんてうそうそ
どうせ構ってほしいから
言ってるんでしょって
そう思ってた
半分わかってたけど
半分わかりたくなかったんだ


みるみるうちに痩せていくあなたが
辛くてわざと家に遅く帰って
バイトも連勤しまくって
沢山現実逃避した
家で点滴やってたこともあったね
当時母が夜勤で
私は女子高生
看護師さんが家に来て
点滴のやり方を私に教えてくれた
お父さんの胸に針を刺すことが
怖くて怖くて
手が震えて涙で見えなくて
泣きながら
お父さんに「大丈夫」言われながら
怖かった
苦しかったよ
生きるってこんなに
苦しいことなのかな
そんな風に思った


死んじゃうからって
美化できないことも
傷つけられたことも
沢山あった
喧嘩したときには
死んじゃえ
そんな風に言ってしまったことも
あった
今でも心に残ってる
きっと一生後悔していくと思う


本当にごめんね


弱音吐いて
お父さんってすがりたいよ
わたし全然強くないんだよ
どこにいるの?
どうして見えないの?
幽霊ってものがいるなら
私の前に出てきてよ
何度もそう思ったけど
出てきてはくれなかったね


たくさん
たくさんたくさん



泣きました




でもね



でも



あなたの死から
私は沢山の人に支えられていることを
知ったよ
お決まりの言葉かもしれないけど
綺麗事かもしれないけど
本当に
本当に
心が誰かの手によって
支えられていくのを感じたんだ


亡くなったことを知って
突然だったのに
私の友達は骨を拾いに火葬場まで
来てくれた
火葬場で息が苦しくなるほど泣いて
立ち上がれなくて
しゃがみこんでたら
目の前が真っ暗になって
そしたらぎゅっと抱きしめられてたこと
肩を抱きかかえてくれたこと
沢山の長文メールを送ってきてくれた
友達もいた
手を合わせたいと家に来ると
言ってくれた
卒業した学校の先生達も
先生同士で私のこと
相談してくれてたのを
後から知った
バイトの社員さんは何も言わずに
一ヶ月のお休みをくれた
復帰したら何も変わらず
笑ってそばにいてくれた
感情がコントロール出来ない私を
周りが理解し、支えてくれた
私この人たちのこと
大事にしたいって本気でおもえた


人に対してちゃんと向き合いたい
って思ったし
今しかできないこと
沢山挑戦したいし
時間には限りがあることも
痛いほど分かったし
そして一番は
あなたが作ったこの家族を
私が守らなくちゃ
そう思ったんだ


おもえただけで
まだ今大事に出来てるか
途中の途中だけど
でもさ、
そう思えた感情は
あなたがいなくなって
得ることができた
私の宝物だと思うんだ


5年経っても哀しくて
心がチクチクするときがある
願っても叶わないことが
世の中にあることを知って
少しだけ大人になって
そしてこの5年の涙の量
一人の人をおもって
ここまで泣けるんだって
こんなに引きずるなんて
お空からきっとあなたも見てて
びっくりしてるよね


あんなに嫌いって言ってたのに
あんなに喧嘩したのに


今なら言える
素直になれる



私はお父さんが
大好きでした
私のお父さんでいてくれて
ありがとう
ずっと
ずっと
ずっと
空から見守っていてね


お父さんが最後に口にした言葉
「くみは音楽やってるとき
歌ってるときがやっぱり
一番素敵だね」


この言葉
守っていくからね


ずっとずっとずっと


お父さんが大好き。
{B4CE5DC9-5166-4D26-A421-6CE308E5B278:01}
{02858A52-F9DD-4BA7-BBD1-D0E7EC6971A1:01}