曲目
1. ピアノ協奏曲第1番変ホ長調 S,124
2. ピアノ協奏曲第2番イ長調 S,125
3. 忘れられたワルツ第1番嬰ヘ長調 S,215-1
4. 忘れられたワルツ第2番変イ長調 S,215-2
5. 「巡礼の年」第1年~オーベルマンの谷 S,160
ピアノ/ミッシャ・ディヒター
指揮:/アンドレ・プレヴィン
演奏:/ ピッツバーグ交響楽団
1. ピアノ協奏曲第1番変ホ長調 S,124
2. ピアノ協奏曲第2番イ長調 S,125
3. 忘れられたワルツ第1番嬰ヘ長調 S,215-1
4. 忘れられたワルツ第2番変イ長調 S,215-2
5. 「巡礼の年」第1年~オーベルマンの谷 S,160
ピアノ/ミッシャ・ディヒター
指揮:/アンドレ・プレヴィン
演奏:/ ピッツバーグ交響楽団
録音 1981/10/2-3 ハインツ・ホール ピッツバーグ
1980/12/6-10 ラ・ショード・フォン、スイス
1980/12/6-10 ラ・ショード・フォン、スイス
PHILIPS 462 622-2
このCDを買うまでミッシャ・ディヒターは全く知りませんでした。それまで、リストのピアノ協奏曲といえばバイロン・ジャニスの演奏で満足していたからです。ただ、この演奏はLPレコードで所有していただけなので、そろそろCDと思ってこのディスクに出会ったわけです。伴奏のプレヴィン指揮のピッツバーク交響楽団というのも魅力でした。何やら未知の組み合わせです。プレヴィンとピッツバーグ交響楽団の組み合わせはEMIへの録音とばかり思っていましたが当時のフィリップスにも録音があったのですなぁ。
ということで先入観無しにこのディスクと接することができました。ジャニスほど強靭なタッチではありませんが確かな技巧でしっかりした音作りをしています。それでいて出しゃばりすぎずオケとのバランスも見事です。
第1番も第2番も楽章の区切りない単一楽章の形で書かれていて、この曲の第3楽章ではトライアングルとシンバルが多用されているために、別名「トアイラングル協奏曲」という風に呼ばれることもしばしばです。驚きは、1852年2月17日、ワイマールの宮廷演奏会でベルリオーズの指揮、リスト自身のピアノ独奏で初演されたことです。時代を感じますねえ。
第1番も第2番も楽章の区切りない単一楽章の形で書かれていて、この曲の第3楽章ではトライアングルとシンバルが多用されているために、別名「トアイラングル協奏曲」という風に呼ばれることもしばしばです。驚きは、1852年2月17日、ワイマールの宮廷演奏会でベルリオーズの指揮、リスト自身のピアノ独奏で初演されたことです。時代を感じますねえ。
リストのピアノ協奏曲といえば第1番をさす位有名な曲です。演奏者として忙しく弟子のラフが管弦楽部分を手伝っているとか。この曲は構成がはっきりしないため3楽章説と4楽章説があるようで、このCDは3楽章ということでトラックを切っています。それでも、詳細なインデックスがついていて第2楽章はクワジ・アダージョ、アレグレット・ヴィヴァーチェ、アレグロ・アニマートに別れています。有名なトライアングルは アレグレット・ヴィヴァーチェであらわれます。まあ、ディヒターの演奏は全体を一つの曲としての解釈をして、各場面をくっきりと描き分けていくという手法をとっています。プレヴィンとピッツバーグ交響楽団は1975年から1985年までコンビを組んでいましたからサポートも万全です。ですが、日本では1988年まで発売されなかった録音です。
一方、ピアノ協奏曲第2番は楽譜の表紙に“交響的協奏曲”と書かれているそうです。1番に比べるとほとんど演奏される機会は少ないのですが録音は結構あります。こちらの初演は1857年1月7日、なんと指揮にリストがまわり、ピアノはブロンザートによって行われました。
ピアノと管弦楽が、渾然一体となっており、交響詩としての性格が強く、ウェーバーの“コンツェルトシュトゥック”の影響を非常に感じる作品です。1859年に2台のピアノ版(S651)に編曲されています。
第2番も正確な指の動きでリストの難しいパッセージをいとも簡単に弾きこなしています。ですが、ちょっと自己陶酔的な演奏に終始して、聴き手にメッセージが伝わってこないようなところがあるのが残念です。そんなところにも発売がお蔵になっていた気がします。
ピアノと管弦楽が、渾然一体となっており、交響詩としての性格が強く、ウェーバーの“コンツェルトシュトゥック”の影響を非常に感じる作品です。1859年に2台のピアノ版(S651)に編曲されています。
第2番も正確な指の動きでリストの難しいパッセージをいとも簡単に弾きこなしています。ですが、ちょっと自己陶酔的な演奏に終始して、聴き手にメッセージが伝わってこないようなところがあるのが残念です。そんなところにも発売がお蔵になっていた気がします。
2曲の忘れ去られたワルツはあまり演奏される機会の無い曲ですが美しい小品です。「巡礼の年」第1年~オーベルマンの谷はしみじみとしたタッチで抑制された表現が光ります。ディヒターはどちらかというと合わせ物の協奏曲よりも独奏の方が生き生きとして表現に深みがあります。
ということで、ディヒターの演奏でハンガリー狂詩曲を録音したアルバムを買ってしまいました。


