Billy Vaughn plays The Million Sellers (1958) | geezenstacの森

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Billy Vaughn plays

 

 The Million Sellers 

 

曲目/

A1   Canadian Sunset 2:14
A2   Moonglow And The Theme From "Picnic" 2:28
A3   Holiday For Strings 2:47
A4   Tonight We Love 2:21
A5   Till The End Of Time 2:25
A6   Fascination 2:21
B1   Around The World 1:58
B2   So Rare 1:51
B3   In The Mood 3:30
B4   Full Moon And Empty Arms 2:07
B5   Ruby 2:15
B6   High Noon 2:56

 

録音/1958/06/05

Dot Records – DLP 3119
 

 

 ビリー・ボーンと言っても今の若者はピンとこないでしょう。1950年代から1970年代まではアメリカのイージーリスニングを代表するアーティストでした。ダンサブルなテンポでサックスを中心としてアレンジで一世を風靡していました。ても、中でも日本では「真珠貝の歌」は曲は聞いたことがあるのではないでしょうか。こんな曲です。

 

 
 ちょっと横道にそれますが、この曲は1965年に日本でだけヒットしました。多分、毎週日曜夜6時からのNHK-FM「リクエストコーナー」でテーマ曲として放送されていたことが影響していたのではないでしょうか。何しろ、この番組はまだインターネットなど無い時代に最新の全米ヒットチャートの曲を、基本的にフェードインもフェードアウトもせずにフルコーラスで放送していた稀有な番組だったので、今や死語となった「エア・チェック(ラジオから録音する)」派の古い洋楽ファンなら毎週のように必ずこの曲を聴いていたはずだからです。かくいう小生もその一人でした。
 
 話がそれました。ここで取り上げるレコードは1958年に発売されたものです。ビリー・ボーン(Billy Vaughn1919年4月12日 - 1991年9月26日)は、アメリカ合衆国出身の歌手、マルチプレイヤー、指揮者。ポピュラー音楽/イージー・リスニング界で最高峰のヒット・メーカーとして有名でした。で、このアルバムはこの年ヒットした「浪路はるかに」の勢いに乗って発売されたものです。
 
 1曲目の邦題「カナダの夕陽」も彼の代表曲で1956年に全米チャート2位を獲得したジャズ・ピアニストのエディ・ヘイウッドの作品。ユーゴー・ウィンターハルタ―盤が大ヒットし、のちにノーマン・ギンベルが英詩を書きアンディ・ウィリアムス盤が全米7位を記録した作品です。
 
 2曲目はピクニックのテーマですが、これは1955年制作のアメリカ映画『ピクニック(Picnic)』の主題曲で、「ムーングロウとピクニックのテーマ(Moonglow and Love Theme from Picnic)」といいます。元々は2つの楽曲で「ムーングロウ」は1934年にウィル・ハドソン、エディ・デ・ランジ、アーヴィング・ミルズの3人による共作になります。この「ムーングロウ」の前と後ろに「ピクニックのテーマ」が用いられて1つの曲として構成されています。元々はジャジーな曲ですからビリー・ボーンの演奏の雰囲気にぴったりです。
 
 3曲目はデヴィッド・ローズが書いた「ホリデー・フォー・ストリングス」で、20年以上にわたってレッド・スケルトン・ショーのテーマソングとして、またブラジルのゲームショー「プラ・ガンハル・エ・ソー・ロダール・オ・ピアンダ」のテーマとして使用されたことで最もよく知られるインストゥルメンタル作品ですから日本では馴染みがありませんが、どことなくルロイ・アンター村の促品に通じるものがあります。
 
 4曲目はこれは、1945年のアメリカのミュージカル映画『錨を上げて(Anchors Aweigh)』のワンシーンで、フランク・シナトラ演じる水兵さんが、通りすがりでピアニストに「この曲知ってるよ」というシーンで歌われています。
 

 
 もちろん歌詞もついていて、角のワウに歌惚れています。
Tonight, we love (今夜、私たちは愛しあう)
while the moon beams down(月光が降りそそぐ間に)
In dream land tonight(今夜の夢の国に)
We touch the stars(私たちは星に触れて)
Love is ours(愛は私たちのもの)
Night winds that sigh(夜風が溜息を吐いて)
Embrace the sky(空を抱きしめている)
 
 5曲目は(1945年) 「Till the End of Time」は、作詞バディ・ケイ、作曲テッド・モスマンによるポピュラーソングで、1945年に発表されました。 1945年。この曲のメロディーは、フレデリック・ショパンの変イ長調ポロネーズ作品53「英雄ポロネーズ」に基づいてます。
1945年にはこの曲の録音が数多く行われていて、最大のヒットはペリー・コモによるものでした。ディック・ヘイムズによる別バージョンもチャートインし、ドリス・デイをボーカルに迎えたレス・ブラウン楽団やジニー・シムズもこの曲を録音している。
 
 「コモ」のシングルは1945年8月18日にビルボード誌のヒットチャート「Honor Roll Hits」に初登場し、17週間チャートイン、最高位は1位(10週連続1位)となった。これはコモにとって初の全米No.1ヒットであり、初の200万枚を売り上げたシングルとなった。[4]この曲は、第二次世界大戦から帰還したアメリカの退役軍人を描いた1946年の同名映画のタイトルにもなっており、映画本編でもコモのバージョンが何度か使用されている。
 
 6曲目はよく知られた「魅惑の宵」そして、LPではB面の1曲目はこれまたよく知られた「80日間世界一周」です。
 
 2曲目はコーラスで「ソレ、ソレ」と歌われる「So Rare」は、作曲家ジェリー・ハーストと作詞家ジャック・シャープによって1937年に発表された人気曲です。1957年にはジミー・ドーシーのヒット曲となり、全米チャート2位を記録しました。
 
 3曲目もよく知られた「イン・ザ・ムード」です。ビックバンドプラスストリングスという編成のビリー・ボーンですからこういう演奏はお得意です。ここでも、特色のテナー・サックスがソロを取る場面が多いのが特色でしょう。
 
 4曲目の「Full Moon and Empty Arms(満月と空っぽの腕)」は、セルゲイ・ラフマニノフのピアノ協奏曲第2番を基に、バディ・ケイとテッド・モスマンが1945年に作曲した人気曲です。 この曲の最も有名な録音は、1945年にフランク・シナトラによって録音され、ビルボード・チャートで17位に達しました。そして、5曲目の「ルビー」は元々は1952年の「ルビー・ジェントル」という映画の主題曲として作曲されたものでハーモニカがフューチャーされているのが特色です。ここでも、ーモニカがフューチャーされしっとりとしたバラードを聴くことができます。
 
 最後は映画「真昼の決闘」のテーマです。のどかなハミングコーラス入りで、馬の蹄を模した響きも聴きものです。