長月の散財 | geezenstacの森

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長月の散財

 

 

 

 先日のメイフィルのコンサートの日、開演まで少し時間があったのでふらっと立ち寄った中古レコード店でまたしても散財してしまいました。

 

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 こんなレコードが国内盤で発売されていたとは知りませんでした。1970年の発売のようですが、東芝から1,200円盤で出ていたようです。それも歴としたエンジェル盤です。こんな廉価盤シリーズありましたっけ?指揮者のピエール・デルヴォーは1958年から亡くなる1992年まで音楽監督を務めたコンセール・コロンヌ管弦楽団との今や幻の録音と言ってもいいしろものです。原盤はフランスの「デュクレ・デ・トムソン」で1961年の録音のようです。若きデルヴォー44歳の時の録音で演奏は非常に個性的で粋な「新世界」です。

 

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 1979年に発売された「バロック・トランペットのための音楽」と題されたアルバムです。演奏は「エドワード・タール・ブラス・アンサンブル」です。エドワード・タールはバロックトランペットの第一人者でイギリスのフィリップ・ジョーンズ、フランスのエドワード・タールと称されていました。なかなかお目にかかれないレコードです。

 

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 で、こちらはフィリップ・ジョーンズ・ブラス。アンサンブルの「展覧会の絵」です。録音は英アー後ですが、日本ではロンドンレーベルで発売されました。写真はロンドン国立絵画館を使ってPJBEの死野心をコラージュしています。

 

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 こんなシンセサイザーによる「四季」が発売されていたとは全く知りませんでした。国内録音で演奏しているのはフランク・ベッカーです。この名前も初めて目にしました。しかも、原曲がヴァイオリン協奏曲ということで、ソロヴァイオリンを辰巳明子が弾いています。シンセサイザーはローランドのシステム100を使って1977年に録音されています。

 

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 個人的にモーツァルトの協奏曲はホルン協奏曲が一番好きです。タックウェルのモーツァルトはペーター・マークと録音したものが夙に有名ですが、マリナーとの録音は知りませんでした。しかもEMIに録音しているではありませんか。1971年の録音で、未完のホルン協奏曲ホ長調K.494aまで収録しています。

 

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 このラヴェルやドビュッシーの作品を数多く録音したフランスの名ピアニスト、モニク・アースがポール・パレーと録音したラヴェルです。この時初めてヘリオドール・レーベルに投入された一枚で、先日辻井伸行のラヴェルを取り上げた時このモニク・アースとマルグリット・ロンの名前を発見し記憶に留めていたものでしたので捕獲しました。

 

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 レコ芸の1973年2月号で取り上げたフランス・クリダの「リストピアノ曲第全集」の第1巻を発見したので捕獲しました。その時はIPG(International Pelgrims Group)録音と記事にしたのですが、実際には「SAIP-VEGA」レーベルであることが確認できました。SAIPは「Société d'Applications Industrielles Plastiques」のことで、ジャケットにもある通り、第1巻は仏ACCディスク大賞を受賞しています。

 

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 先日クイケン盤の「音楽の捧げもの」を取り上げた時紙余裕しているとばかりに思っていたリヒター盤のアルバムを見つけたので捕獲しています。まあ、この曲の代表的録音と言ってもいいものでしょう。

 

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 最後は日本コロムビアの1000円盤シリーズの「エオリアン100」シリーズに投入されていたムジディスク原盤のローラン・ドュアット/パリ・コレギウム・ムジクムのテレマンの「水上の音楽」を発見したのでゲットしました。このレコードすでにファクトリー・シールドの形で発売されています。このムジディスク盤、本場のフランスよりはるかにカッティング、製盤が良いということで見つけるたびに捕獲しています。