愛知県におけるアナログレコード白書 | geezenstacの森

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愛知県におけるアナログレコード白書

 

 

 愛知県におけるアナログレコードとレコード店に関する意識調査「愛知県アナログレコード白書」が発表されています。名古屋初出店のアナログレコード専門店 Face Recordsがオープンに関連して公開しています。

以下プレスリリースの内容です。
 

アナログレコード専門店 Face Recordsを展開するFTF(エフティエフ)株式会社は、「Face Records NAGOYA CHUNICHI BLDG.(以下、名古屋 中日ビル店)」のオープンに関連し、愛知県におけるアナログレコードとレコード店に関する意識調査を先月実施しています。

<調査概要>

調査名:アナログレコードとレコード店に関する意識調査(7月)
調査期間:2024年7月23日(火)
調査対象:愛知県在住の15歳~99歳の男女
回答者数:500名
調査方法:Webアンケート
調査機関:Freeasy

■触れたことがある人は全体の76.6%、現在も持っている人は19%

「レコードに触れたことがある」と回答した人は全体の76.6%にのぼりました。一方で「今も持っている」と回答した人も95人と全体の19%存在している結果となりました。まあ、小生も毎日ネットサーフィンしていますが、子アイアアンケートに引っ掛からなかったということはアンケートに答えた人たちはかなりディープな音楽ファンと言えるのではないでしょうか。

※グラフ中( )内の数値は回答者数を示します






 

 上の設問は今までアナログレコードを持っていたと回答している人を分母にしていますが、そもそもアンケートに答えた500人のうち67.8%がアナログにした親しんだ世代ということなので、アンケートの回答世代は結構高いということになります。多分40歳以下はレコードを知らない世代でしょう。今でもアナログレコードを持っている人が28%もいるということは、小生と同じ60代以上と考えられるのでここらあたりが分岐点になるでしょう

 

■アナログレコードは現役コンテンツ!

直近1年でレコードを購入した人のうち、新譜を購入した人は56%という結果となりました。新譜を購入するということは音楽シーンやアーティストの最新動向に敏感であることを示し、アナログレコードを購入して楽しむという行為がアクティブなコンテンツとして成立していることを読み解くことができます。

一方で44%は中古レコードを含めてを購入しており、中古のアナログレコードについても依然として需要があることがわかります。新譜をきっかけにアナログレコードに興味を持ち、中古のレコードにも関心が広がっているのかもしれません。







 

【参考】アナログレコードの生産が増加

2023年の年間音楽ソフト生産金額は前年比109%の2,207億円で、2年連続増加しており、アナログレコード生産金額は34年ぶりに60億円を超えたという事実(※)からも、アナログレコードの需要が高まっていることがわかります。とは言ってもレコードプレーヤーやアンプが無ければレコードを聞くことはできませんからCDよりはハードルが高いという現実はありますわな。あくまでもこれは愛知県のデータです。

※2024年1月26日発表 一般社団法人日本レコード協会プレスリリースによる