第76回 示現会展 名古屋展 1 | geezenstacの森

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第76回 示現会展

第44回示現会愛知支部展 1

 

 第76回示現会名古屋展」へ出かけてきました。この示現会、昭和22年、戦後の混乱と困窮の中、石川寅治・三上知治・奥瀬英三を中心に、楢原健三・大内田茂士・奈良岡正夫を初めとする31名によって示現会を設立されたもので、具象絵画団体として活動しています。今年は第44回示現会愛知支部展も同時開催されています。

 

 

 本展となる東京での国立新美術館で開催された展覧会は有料だったようですが、岐阜から始まる巡回展は無料で観覧することができます。会場では東京展のパンフレットも配布されていましたが、名古屋展では96作品がチョイスされて展示されています。例によって小生の好みの感覚で作品をチョイスしています。

 

吊るした布と洋梨 原田一裕


 モノトーンの中に洋梨の黄緑色がポッカリ浮かび上がっています。


風に寄せて 遠山厚史


この構図の絵は以前どこかで見たような気がしますが、あまりにもあちこちの展覧会に顔を出しているので思い出せませんでした。でも、印象には残っています。

 

長崎の丘(彦山) 大渕繁樹

 

何となく、外国の街並みを感じます。さすが長崎ですなぁ。


ドナウ春光 中西敦

 

赤い石壁の村 杉浦春一

 

こちらはメルヘンの世界を感じさせます。


塔のある街 小島兼一


街の中にポツンとメリーゴーランドがあるなんてメルヘンの世界です。

 

高原 成田禎介

 


都市の景 井上武

 

明の瀬戸内 志賀源吾 現寿賞

 

夕照 伊藤吉実

 

教会のある村 佐藤祐治

 

道化師達 石原武久

 

楽師達 武敏夫

 

高原の牧場 志賀正吾

 

現物を見ると吸い込まれる様な錯覚があります。


鼓動 山田正五 佳作賞

 

車夫 庄辰夫

 

壁画と花 大瀧弘子

 

高松塚古墳の壁画と花のコラボです。古墳時代の花はどんな色で咲いていたんでしょうね?


シヴェルニーの睡蓮 山村早苗

 

雪の函館 西野博樹

 

羽布ダム 川村末典

 

ダムブームでよく出掛けますが、下から見上げるダムは圧倒的迫力があります。しばし見とれてしまいました。


冬の番屋 梅沢民雄

 

街 小林年子 会員賞

 

母子像を仰ぐ娘 吉塚春生 示現会賞


こんなに近くで見上げる景色はまた格別なんでしょう。

 

水辺の街 土田恒夫

 

南極観測船5001 山岡直子

 

葛かずら 小田島佳子 会員賞

 

聖域 加藤佐智子 新人賞

 

面影を残す建物 加藤勝男 会友賞

 

清流梓川 矢田礼子 新人賞

 

ロゼの香りに誘われて 新山昭司 新人賞