ハインツ・ワルベルクのビゼー | geezenstacの森

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ハインツ・ワルベルクのビゼー

 

曲目/

第1組曲  

①第1曲 前奏曲

②第2曲 メヌエット 

③第3曲 アダージェット 

④第4曲 カリヨン

第2組曲  

①第1曲 パストラール  

②第2曲 間奏曲 

③第3曲 メヌエット

④第4曲 ファランドール

カルメン組曲

①第1幕への前奏曲

 ②第2幕への間奏曲(アルカラの龍騎兵)

③第3幕への間奏曲

④第4幕への間奏曲(アラゴネーザ)

 

指揮/ハインツ・ワルベルク

演奏/フィルハーモニア管弦楽団

 

 東芝EMI  AFRC-508

 

 

 

 この一枚も初期の国内盤「セラフィム名曲シリーズ」に投入されていたものです。個人的にこのハインツ・ワルベルクとかエフレム・クルツの名前は全く興味がなかったので当時は一枚も所有していませんでした。ましてや、EMIにカラヤン/フィルハーモニアでヒゼーの録音がありましたから、鼻からB級品の演奏だと思い込んでいました。そんなこともあり、このFRCの「世界クラシック大全集」で初見参した次第です。

 

 とはいうものの、来日してはNHK交響楽団を指揮していたので記憶の片隅にはその名はあったのですが、その演奏もやはり聞いたことがありませんでした。で、視聴です。

 

 まあ、特に目立つところはありません。フランス流ならもう少し軽やかなテンポ運びで音楽が流れるのでしょうが、まあ、オケがイギリスのオケでなおかつドイツ流の指揮者で長らく鍛えられてきたせいもあるのか、華やかさが感じられません。

 

 

 

 B面にはカルメンの第1組曲が収録されています。こちらも傾向は同様です。まあ、多分コロムビアのダイヤモンド1000シリーズにはハンス=ユルゲン・ワルターの演奏で同様の内容のレコードがあった記憶がありますが、似たようなものですなぁ。まだ、ワルターの方が「カルメン」も第2組曲まで収録されていてお得感がありました。