柿食へば 鐘が鳴るなり 法隆寺
正岡子規が残した俳句は200以上あると言われていますが、その中で一番有名なのはこの句でしょう。ちようどこの季節に人生で初めて「法隆寺」を訪れることができました。今ではこの法隆寺は世界遺産に制定されていますから、修学旅行では当然の訪問地なのでしょうが、小生が小学校の時の修学旅行のコースは一泊二日で「京都・奈良」で京都は観光バスであちこち名所を巡った記憶があります。しかし、奈良は東大寺と興福寺へは行った記憶がありますが、一度バスを降りたら帰るまでバスに戻ることができず、水筒をバスの中に置きっぱなしで喉が渇いていい思い出がありません。
もちろん当時は法隆寺の名前は知っていましたが、時間の関係でカットされたんでしょうなぁ。それ以来、奈良にはいい思い出がなく、法隆寺のことは全く忘れていました。奈良といえば石舞台や酒船石、高松塚古墳といった風に南の方しか興味がなかったせいもあるのでしょうが、名古屋から観光ルートで法隆寺に行くコースがなかったのも原因ではあるのでしょう。
今回は一人旅ということもあり、勝手気儘にコースを組んで東大寺や興福寺はパスして、初めて法隆寺に出かけたわけです。それにしても厩戸の王子がこんなところに法隆寺を建立し、自らも住んだのかは不思議です。
大講堂の出口手前にこの案内がありました。全く知りませんでしたが、この11月1日から3日まで大講堂の奥にある「上御堂」が一般公開されていました。
上御堂---鎌倉時代の重要文化財 もちろん内部は撮影禁止です。
この日はこちらの一角でも御朱印をいただくことができました。あいにく御朱印帳を持っていかなくて、ついでにこちらで購入して描いていただきました。一冊千円ですが、扉にこんな文言が書かれていました。
そして、御朱印がこちらです。
11月1日の記念すべき御朱印になりました。
上御堂-からの眺め--正面は大講堂です。
