晴天に恵まれた第65回名古屋まつり 2日目-2 | geezenstacの森

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晴天に恵まれた第65回名古屋まつり

2日目-2

 

名古屋市博物館

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名古屋の技術力を象徴する時計鍔のモニュメント

 

 名古屋城を見学した後は、その足で「名古屋市博物館」へ向かいました。この日は常設展が無料になっていました。そして、この日まで「源氏物語絵巻」の「 桐壺」が初公開されていたので見に行きました。

 

 

 その前に、アプローチプロムナードの「博物館前の懐かしの写真」を楽しみました。

 

 

博物館前の瑞穂通を走る市電

 

 

 そして、こちらは企画展と連動した「治水・震災・伊勢湾台風」と連動したパネル展示です。

 

 

 考えてみれば古代より日本は地震列島として存在していたわけで、

江戸時代の木曽川の川筋

 

安政2年の地震の様子

 

当時の高潮の被害の図-中央が庄内川

 

 濃尾震災は明治24(1891)年に発生ています。ちなみに関東大震災は大正12年です。

この時代はまだ錦絵が残っています。

関東大震災では松坂屋が炊き出しをしていました。

 

 

 トランジスタラジオがこの伊勢湾台風を契機に爆発的なヒットをします。

 

 

この写真が企画展の表紙を飾っています。

 

 さて、今回の常設展で、初めて古墳時代の「三角縁神獣鏡」の本来の鏡面を見ることができました。教科書や歴史書ではデザインとしての鏡を取り上げて本来の用途を示していないことを常々疑問に思っていました。

 

 

 

 

 今回、この展示で本来の鏡としての役割を知ることができました。まあ、錆びてとても、鏡として機能はしていませんが、昔の人はこれに自分の姿を映していたんでしょうなぁ。

 

皇朝十二銭

 

平城宮から出土した木簡

熱田港で時を告げた時の鐘

尾張藩の高札

幕府のキリスト教禁止令の高札

 

 

 

 

 

 小田切春江は尾張名所図会を書いた画家です。ここではその製作過程を垣間見ることができます。

 

 

 さて、本来見たかった源氏物語絵巻です。ただ、ここだけは写真撮影禁止の展示がありました。

 

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「源氏物語絵巻 桐壺」

泠標と宿木

 

 

玉髪

桐壺

 

 

 源氏物語はベストセラーでしたからこうした陶器にもデザインされたのでしょうなぁ。