名古屋のマナー標語 | geezenstacの森

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 毎日名古屋の市バスと地下鉄を乗り継いで職場に通っていますが、こんな標語が名古屋の地下鉄の構内に掲示されています。

 

 愛知が誇る三英傑、織田信長、豊臣秀吉、徳川家康の三人が、公共交通機関でのマナー違反が目立ってきていることを受けて、三英傑があの有名な川柳にちなんで「3大マナー違反」に苦言を呈するコミカルなデザインで、利用客の視覚に訴えています。作られたのは昨年ですが、評判がいいようで、いまでも継続して掲出されています。名古屋市交通局は、このポスターで初めて通学での使用が多い市内の全高校と私立小中学校78校にも掲示されました。

 

 まずは信長です。

 

 

『混むならば まわりに気づかえ そのリュック』
織田信長公は、車内で荷物を背負ったままの足軽の行いにご立腹のようです。周りの人の迷惑になっている様子を見て「たゃーぎゃーにしなかんゾ たあーけモンがー」と名古屋弁で一言。

 


 

 混んでいる車内では、お互いが周りに気づかいをすると『ほっこり』乗車できると思うよ。それにしても、怒っている信長公はなんだかヤバい、おお怖い‼でも、

 

中洲なら殺してしまえホトトギス

 

 の性格の信長ですからねぇ。キャッチコピーにまで扇子が斬り込んでいます。

 

 次は豊臣秀吉です。

 

『歩くなら しまっておこう スマートフォン』


 これはまた滑稽です。豊臣秀吉公のスマートフォンに、側室の茶々様から電話が掛かってきています。茶々様はホームを歩きながらスマートフォンを操作しているので、周りの人にぶつかっても気にしてないみたい。ところで秀吉公、正室のねね様が近くにいるのに茶々様と電話をしても大丈夫なんでしょうかねぇ?これには秀吉公も「ところかまわずはダチかんわぁ」と一言。


 スマートフォンの利用は、場所をえらんで利用をしてくださいね。

 

 最後は家康です。

 

『ゆずるなら 迷わずゆずろう 優先席』


 徳川家康公は、若かりし頃の自分を振り返ります。絶対に他人に席を譲らなかった昔の自分の行動を思い返し、「でぇらぁ若かったもんでかんわ」と一言。


 今では、高齢者や障害者だけでなく、マタニティマークをお持ちの妊娠中の人やヘルプマークをお持ちの人といった座席を必要とする人を見かけたら迷わず優先席を譲るような思いやりのマナーを部下の伊賀越を助けてくれた忍者たちにお願いしているそうな。丸くなりましたね、家康公。

 

 さてさて、一番左にはこの9月から始まる交通局主催の「駅近ウォーキング」のポスターもしっかり掲出されています。9月23日スタートのようです。