京都旅 2019 その8 四条通近辺をぶらり散策3

舞妓さんの始業式の挨拶の様子
当初予定には組んでなかったのですが、家内が「八坂神社」に行きたいということだったのでちょいと足を延ばすことにしました。今回の目的の一つは、舞妓さん達の始業式を見ることだったのですが、まだちょっと時間がありました。そう1月7日は舞妓さん達の仕事始めだったのです。

まずは八坂神社です。西楼門、ここは観光スポットということもあり、大勢の参拝客で賑わっていました。

蛭子社

本殿

南楼門


舞殿


石鳥居

石鳥居の外には人力車が待機していました。

東側には「大谷廟」に連なる参道があります。

南門を南に下って行くと、遠くに八坂の塔が見えます。


少し進んで振り返るとこんな感じになっています。知っている人しか入り込まないので閑散としています。

しかし、こんなところにもお店はちゃんとあります。正面は突き当たりです。

右に折れます。

その先もこんな道が続きます。この先は高台寺公園にぶつかります。ねねの道を北に進みます。

右手に見える「月眞院」です。月真院は、高台寺の塔頭のひとつで臨済禅宗建仁寺派に属しています。

左手にある「大黒天」です。

三面大黒天は大黒天、毘沙門天、弁財天の合体尊像で、福徳信仰から豊臣秀吉が念持仏としたと伝わる像です。御堂は京都御苑から移築されたものだそうです。

大黒天の手前にある「歌仙堂」


参拝だけして北に進みます。

大雲院

円山公園のしだれ桜

時間になったので祇園に急ぎます。すでに舞妓さん達が三々五々置屋さんに挨拶回りしています。

イベントをよく知っている人で花見小路は大勢の観光客であふれています。



舞妓さんが現れるのに合わせて置屋さんの周りに群がります。

ひとしきり、このイベントを楽しんだ後は今度は小生のリクエストで建仁寺の境内を八坂通りに抜け抜け、六堂珍皇寺へ向かいます。

冬でもすだれがかかる町家

六堂珍皇寺

この寺の所在地付近は、平安京の火葬地であった鳥部野(鳥辺野)の入口にあたり、現世と他界の境にあたると考えられ、「六道の辻」と呼ばれたところです。

閻魔堂(篁堂) - 弘法大師、小野篁、閻魔王が祀られています。

小野篁

閻魔王

「六道」とは、仏教の教義でいう地獄道(じごく)・餓鬼道(がき)・畜生道(ちくしょう)・修羅(阿修羅)道(しゅら)・人道(人間)・天道の六種の冥界をいい、人は因果応報(いんがおうほう)により、死後はこの六道を輪廻転生(りんねてんせい)する(生死を繰返しながら流転する)ということで、冥界への入口がこの寺にあったんですなぁ。

ということで、今回の京都旅行は冥界への入口まで行って帰ってきました。